2024年は大変いたましい大きな災害から始まりました。


まさかこんな日にこれほど甚大な被害をもたらす地震が起こるなんて、まず誰もが思いもしなかっただろう。


まずは被災された皆さまにはただただ心からお見舞い申し上げます。無念にもお亡くなりになられた方々、ご家族を亡くされた方々のには心より哀悼の意を申し上げます。


昔と大きく違うのは大きい災害が発生した後の情報はおもにマスメディアを通してしか窺い知ることができなかったものが、今はSNSがおもな情報伝播や交換の手段となっていること。現地で被災した人たちが情報発信を行うことで情報に速報性が自ずと帯びてくるので、非常に早い段階で被害の甚大さが見えてくる部分が大きい。被災者当事者の情報発信には説得力もあるし、同時に救助、救援や支援にも役立てることもできる。


ただこれにも問題点はあって、誰でも安易に情報発信できることで、情報量も多くなるし、矛盾した情報が錯綜することだってあるし、何よりデマも横行しがちだ。


あとは個人的に許せないのが、本当に根も葉もないウソを流布する輩たち。人工地震だの、空襲だの、某国の陰謀だの…。コロナ禍にも一定数存在していたけれど、そう言う方々は本当に何がしたいんだろうといつも思う。仮に誰かの陰謀だったとしたら、災害の全ては誰かの企てなのか?そんなわけ無いだろ。非現実的な暴論を振り翳す人たちは本当に心から軽蔑する。それなら、世の中の不条理を解決してくれよ。方法知ってんだろ?くらい言いたくなる。それくらい、吐き気がする。


あとは何か手を差し伸べたい気持ちはわかるけど、今は知識や経験のない素人が現地に行ってできることはないのに早々に現地に乗り込む人たち。多くはパフォーマンスで、目立ちたいとか、自分がいいように思われたいだけ。これに関してはやろうとする志はけして悪くないので全てを否定はしない。でも、まだ救助や救援、復旧活動もままならない状況だから、今はできること、たとえば義援金という形や、物資を届けるためや救援活動のために実際に現地に赴いてる人たちに届くのなら物資を寄付するとか、できることからすればいいのだと思う。


あとは1番大事なのは、自分たちもいつ当事者になるかわからないということ。明日にでも大災害に遭ってもよい心構え、防災グッズの準備も含めてしっかりしておくべきなのだということ。


この先も南海トラフ地震などすでに近い将来発生が予測されている地震をはじめ、様々な災害がこの日本を襲う日がくることは間違いない。


改めて、被災された地域の皆さんの1日でも早い心の平安と復興を心からお祈りすると共に、自らの防災に対する意識もしっかり改めたいと思う。


さにしゅー