高校の文化祭で
当時仲の良かった子が
ステージに立って中島美嘉を歌った


その頃私は中島美嘉の大ファンで
その子が歌ってるのが
中島美嘉とイメージに合わず
めっちゃディスっていたのを
なぜか今日思い出した。



「全然違う」
「全然ダメ」

そうやって上から目線で評価してた。





かたや自分は
ステージに立つ度胸もないくせに
いっちょまえに人を見下していたな。




「私のほうができる」
「私のほうがうまい」



ならやれば?って
今なら思う。


矢面に立つ勇気もないへなちょこな自分が
よくもまぁ大口叩いていられたなと
今は素直に、まっすぐ受け止められる。


なんて情けなかったんだろう
なんてダサい奴だったんだろう



その子の外側しか見ていなかったから
簡単に言えたんだよね

「ダメ」って。



でもさ、
何百といる生徒の中で
ステージに立って歌うって
めっちゃ勇気のいることで
すごいことじゃない?


そこが見えていなかったんだよね

見ようともしてこなかったんだ



こういう思考は
たいがい親から受け取ったもの



人は外見
人は肩書き
レベルは高くなければならない
恥ずかしい者であってはならない

そんな偏屈な見方しか私はしてこなかったんだ。


だから自分に向ける目線も
必然的に厳しくなる


「それじゃ全然ダメ」
「恥ずかしいよ」


そうやって自分のことを評価するから
他人から同じことを言われて意気消沈する。



人のがんばりがすごいように
自分のがんばりもすごいんだよ



人には素晴らしさがあるように
自分にだって素晴らしさはある



"どちらを見たいか"




望むのは、そこだけだよ。