前にインスタには書いたことがある


12年間、親友だった子の話







中1からその子と仲良くなった
席が前後になって喋ったのがきっかけ。


あっという間に仲良くなった


大人しいその子を
笑わせるのが私の日課になっていった




笑ってもらえると嬉しくて可愛くて


20歳を越えても関係は続いた




でも、歳を重ねるごとに悩みが増えた



仕事のこと
恋愛のこと
家のこと



親友だもん

私は話を聴いてほしかった





でも、
 

彼女は聞く耳を持たなかった






12年の間で1回、
私が泣きながら家に押しかけたときだけ


それは本当に有り難かった。





でも、"12年でたった1回"。





 







ある夜、
私は親友から呼び出された




「お父さんが不倫していた」

泣いて伝えたくれたけれど



ごめん。
え、そんなことくらいでって
私は正直思ってしまった


いろいろも抱えてきた12年の
自分の悩みと比べてしまった






それに
まともに私の話を聞いてこなかったのに

深い話をはじめると不自然に
いつも遮ってきてたのに

聴いてほしいってお願いしても
楽しい話をしててほしいって断ってきたのに






悩みの大きさなんて人それぞれ。


このとき寄り添わなかったことを
私はこのあと10年引きずった

反省し、後悔した。








12年間のたった1回、

今度は私が話に寄り添わなかった


そのたった1回で
彼女は私をみかぎった。




連絡が繋がらない
会ってもくれなくなった

文字通り絶縁だった。






当然のことだと
それくらいのことをしてしまったのだと
ひどく反省してきたけれど





わかるかな?

人はこれほどまでに理不尽で残酷なほど
こういうことが出来てしまう生き物。




自身が被害者に成り下がることで

いとも簡単に
12年もの歳月も、絆も、

無かったことにできてしまう。





この現象を引き起こしたのは
紛れもない私自身。



だって親友なのに
深い話は聴きたくないって
そんなの親友かよって私は思うから。

もっとちゃんとした
親友を望んだから彼女は消えてくれたんだ





彼女は親友でもなんでもなかった

都合のいい、ノリのいい知り合い
程度の人だったの。




このことを責めるとか
どうしたいとかはもう一切ない。




けど人は簡単に
自分を正当化して
人を蹴落とす生き物だということ。





ケロッとやってのけてしまうんだよ。




あなたのせいで私が傷ついた
あなたが悪いって



そうやって被害者の立場をとることで
優位に立ったと勘違いをする






己の醜さを認めないものは


いつか滅びる
身を滅ぼす






元気でいれるといいね









いつかの彼女へ