年長さんの3月は忙しい。
年度末総合発表会、卒園遠足、卒園式…。
親の私もなんだか落ち着かない。新年度の準備はほとんど終わっているはずなのに、なぜだろう。
とりあえず、
体調を崩さず遠足まで終えたことにホッと一安心だ。
娘が楽しみにしていた遠足の行き先は、動物園。
しかも公共機関を使用して、だ。
貸切バスは行き帰りホッとできるけど、バスと電車を乗り継いで行くから帰りも気が抜けない。
子供達が成長していなければ、こんな企画できない。途中で疲れてぐずぐずしてしまいそう。
当日は朝からお弁当を作り、リュックに荷物を詰めて送り出した。
お弁当は小さなおにぎり2個・唐揚げ・枝豆・にんじんのきんぴら・卵焼きだ。前回歩いていく遠足で足りなかったと言われたので、今回はお弁当箱におかず、別でおにぎりというスタイルにしてみた。
多かったら残して良いと伝えたが、しっかり完食しておやつまで食べ切ったらしい。
───娘の成長っぷりに涙が出る。あの、少食だった娘が。
帰りの電車では寝てしまったとか
レッサーパンダはおじいちゃんだとか
ハシビロコウが歩いていたとか
色んなことを教えてくれて。聞いているだけで幸せな気持ちになった。
子供が楽しんだ話をするだけで、親って幸せなんだなぁと思う。
私も、両親にたくさん話をしよう。
「帰りに疲れてぐずぐずしたり、寝ちゃった子はいないの?」
興味があったのでそんな不躾な質問をしてみると
「○○ちゃん、バスで寝ちゃって先生が抱っこしてた」
と返ってきた。
うん、1人くらいそういう子いるよね。
3年後の息子の遠足に向けて、ちょっとした安心材料が増えた。