本日も三石先生の高血圧についてです

 

前回からの続きになるので続けて読んで

頂ければわかりやすいかも知れません( ´艸`)

 

引用になります

 

・りんごの生産地で高血圧が少ない理由

同じ東北地方でも、りんごの生産地では高血圧が少なかった。というデータもあります。

こうした事実は研究者にとって都合が悪いため、例外として切り捨てられました。

しかし、りんごをたくさん食べている人が高血圧になりにくいことは、栄養学的にも裏付けられています。血圧を平常に保つためには、食塩により摂取されるナトリウムと、カリウムというミネラルの比率が重要です。健康な体内によるナトリウムのカリウムに対する比率は0.6ですから、食物から摂取されるナトリウムとカリウムの比も、ほぼこの数値に近いことが望ましいわけです。カリウムはリンゴ、メロン、スイカ、バナナ、といった果物や野菜などに多く含まれています。食塩を平均より多く接種すると言われる地域でも、りんごを日常的によく食べる地域で高血圧が少なかったのは、これで説明がつきます。したがって、高血圧の一つの原因は、食塩の過剰摂取ではなく、カリウムの不足と言った方が正しいわけです。ナトリウムやカリウムの過剰分は腎臓から尿へすてられますが、この排出機能が低い人の場合、体液の濃度が高くなってしまうのです。

 

・高血圧には、まず良質の蛋白が不可欠

血圧とは血流が動脈壁に及ぼす圧力のことです。動脈が収縮して内径が狭くなれば、血圧は高くなり、収縮を続けると高血圧になります。日本人の高血圧症の9割以上を占める「本態性高血圧」の原因はこれです。

このような場合、血圧のコントロールにはカルシウムとマグネシウム摂取比も大切です。

動脈の収縮にカルシウム、弛緩にマグネシウムが関わっているからです。

マグネシウムは、ナトリウムやカルシウムを細胞の外へ出したり、縮んだ筋肉を緩めたりする働きがあり、高血圧や不整脈を予防することが分っています。

マグネシウムはカルシウムの1/2以上毎日摂ることが望ましいのです。ちなみにカルシウムは牛乳や小魚、海藻などに、マグネシウムは海藻、日本そば、ごまや豆類、ココアなどに豊富に含まれています。

さらに高血圧は血管の弾力性の問題も絡んでくるので、血管を作る材料として良質タンパクをきちんと摂取しなければいけません。事実、遺伝的に必ず高血圧になるはずのネズミに、良質蛋白、カルシウム、マグネシウム、カリウムを大量に摂取させたところ、寿命を全うするまで高血圧にならなかったという実験結果もあります。

ところが、こうした研究成果に、なぜか医者は目を向けようとしません。こういう実験があることすら知らないのかもしれません。いつまでたっても、「塩分を控えなさい」の一点張りです。しかし、ナトリウムは体液の量を調節し、体の構成単位である細胞の形を維持します。

また、栄養の吸収や腎臓で尿を作る仕事にも欠かせません。さらに、ナトリウムが不足すると体の機能を統合して調整する神経系がダメージを受けます。

というわけで、血圧を下げたいからといって、塩分の取りすぎを気にする必要はありません。塩分の余剰分は腎臓から排出できる栄養条件を整えてやればよいのです。そのためには、何よりもまずタンパク質を充分に摂取することです。さらにマグネシウムやカリウムを取ってもらいたいのです。

高血圧に限らず、良質の蛋白はさまざまな病気の予防に欠かせないものです。また、摂取したタンパク質を有効に使うためにはビタミンも大量に必要になります。その仕組みについては、第二章で供述することにしますが、いずれにしても、そういった栄養に関する知識が、今の医者には決定的に欠けているのです。

 

長くなりましたが、結果としては

ナトリウムとカリウムのバランスと

良質なタンパク質が必要みたいですね