松岡カトリーナ、直線差し切る…秋華賞トライアル・紫苑S | 秋華賞激走穴馬的中丸秘記録

松岡カトリーナ、直線差し切る…秋華賞トライアル・紫苑S

 紫苑S(13日、中山競馬場、芝2000メートル、良) 秋華賞トライアルは夏の新潟で力を付けたモエレカトリーナ(松岡)が、直線抜け出して優勝。逃げたデヴェロッペが2着に粘り、2頭は、10月19日に京都で行われる本番への出走権を得た。1番人気のレッドアゲートは、3着止まりだった。


 逃げ馬天国の開幕週の馬場も何のその。一気の末脚で、モエレカトリーナが短い直線を突き抜けた。「4コーナーでは前を捕まえられる手応え。最後はすごい脚でした」と松岡。持ち前の瞬発力で、堂々と秋華賞行きの切符を手にした。


 逃げたデヴェロッペを自ら捕まえに行っての勝利。正攻法の内容だけに、松岡の評価も高い。「逃げ馬が残っていたので、もう少し前につけたかった。中途半端になってしまったけど、強かったですね。まだ力をつけている段階だし、本番でどれだけ通用するか楽しみ」と声を弾ませた。


 畠山重調教師は、昨年のアルコセニョーラに続く連覇。「だいぶ落ち着きが出て、使っても体が減らなくなった。行かない訳にはいかないでしょう」と高らかに秋華賞参戦を宣言した。混戦が予想される本番。叩き上げの(地)馬が、台頭する余地は残されている。


 逃げた粘ったデヴェロッペ2着 ○…逃げたデヴェロッペが2着に粘り込んだ。中山は、1月にオープンの菜の花賞を逃げ切った舞台。先手を取る自分の競馬でよみがえった。「出方を見ながら、行けそうだったので行った。自分のペースで行けたし、良く走っているんですがね…」と吉田豊。惜敗に悔しそうな表情をのぞかせた。


出典:スポーツ報知