僕の明日を照らして | 好きな本を紹介します。

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60歳女性、自分の好きな本を紹介します。不定期です。


    

僕の明日を照らして

瀬尾まいこ 著


最近よくTVで「夜明けのすべて」映画の番宣が


かかってますよね。


瀬尾まいこさん原作です。


これも、いいのですが、私がおすすめするのが


僕の明日を照らして、 です。


これが、涙なしでは、読めない


「そしてバトンは渡された」より前に

瀬尾先生が、書かれた作品です。


中学2年生の男の子が主人公です。


シングルマザーだった母が再婚。


相手は、町で人気の歯医者さん、若くて、カッコいい

ある意味、自慢


でも、優ちゃんは、時々、キレる。


隼太を殴る、母さんは、気づかない。


何故か?隼太が全力で隠すからだ、隠して、隠して、優ちゃんと、二人で、どうにかしようとする


無理じゃん!と、思いながら読む


読みながら、この本、結末が想像出来ない、

彼等は、この、地獄から

どうやって抜け出すのか?

と、思う。

私が、これを読む前に、偶然、ニュースで

実際の事件で、小学生が若い義父に殺され

団地の水道メーターの小部屋に

殺して、押し込まれていた、事件が発覚した直後に、たまたま、この本を読みました。

なので

読みながら、実際の事件と、この本の描写がリンクして涙が出て止まりませんでした。


こう言う、辛い思いを抱えた子は、たくさんいるんじゃないか、と、思いました。

作家の瀬尾先生は、元中学教諭らしいです。

瀬尾さんの作品は、どれも好きですが

これは、格別に暗いです。

が、

これをら、読んだ後にそしてバトンは渡された

等他の作品を読むと

感じるところが変わるかも

しれません。