水車小屋のネネ
津村記久子 著
変わったタイトルですよね。
内容の想像がつかなかったです。
高校を卒業した姉と、小学3年生の妹。
二人で生きていくと、決めて、姉が探して来た仕事が
蕎麦屋の仕事。
蕎麦屋の仕事と、そこで使う蕎麦粉を水車小屋でひうているため、その番をしているヨウム(オウムみたいに喋る鳥)のネネのお世話をする、変わってるけど、住み込みという、二人にとっては、
有難いお仕事。
変わった事情を抱え、子供達、二人で暮らす事を廻りの大人達も、助け過ぎず、だが、見守り助ける。
彼女達も、
又、自分達の出来る事は、頑張りながら、
人間関係を築きながら、成長してゆく。
重要な、キーパーソンが、人、ならぬキー鳥のネネである。
変わったお話、実際には、あり得ないが、胸が温かくなる、人生を肯定的に捉えられる物語でした。