【ハイブリッドロケット(HR)3号機】構造編
厳冬の候.
皆様いかがお過ごしでしょうか.
最近はインフルに罹患している人も多いです.お気をつけて...
冬至そろそろ来ますね.12/22らしいです.わたしはいま先ほど航空宇宙工学演習の重い課題が終わり,ただいま晩酌中にてこれを書いているところです.B2の岳山です.
先月,白鷺祭のOPEN LABでモデルロケットを打ち上げそれについての記事を書かせていただきました!お久しぶりです!またアメブロを書かせていただくことになりました!
普段はロケットプロジェクトとして活動しており,ロケットの勉強をしつつ開発をしています.
今回は,作成中のハイブリッドロケット(以下,HR)の構造におけるお話をさせていただきます.
1.今後の展望
私たちの団体,小型宇宙機システム研究センター(SSSRC)のロケットプロジェクト名を「COLOURS PROJECT」といいますが,今まで2024年度の秋に「東雲」というHR初号機を打ち上げ,同年度「翠」という2号機を打ち上げました.共通するミッションとして「飛翔データの確保」「減速機構の展開」がありました.
*飛翔データとは,加速度,角速度,地磁気,気温,気圧,GPSでのx,y,z
図1 東雲
図2 翠
「減速機構の展開」は東雲の時はうまくいきませんでしたが,翠で成功しました.しかし,「飛翔データの確保」は両方でうまくいきませんでした.飛翔データの確保をもう一度行うという意味でこの3号機のミッションにも追加しています.さらに,COLOURSは高高度飛翔ロケットの作成も視野に入れており,将来的には海打ちをしなければなりません.ですのでせっかくデータが取れても電源ラインが海に着水してショートして大電流でデータがロスト...そもそも電装部が海水に沈んでお釈迦になる...それを防ぐために水密機構を搭載しなければなりません.水密機構の要素技術実証もミッションの中に入れております.今回のHRの3号機の構造的な構想を軽く紹介したいと思います!
2. ロケットの構造紹介
今回のロケットの構造の特徴はやはり何と言っても電装部を乗せたチューブです.水密を達成しないといけないので水密ボックスなどを作らないといけないですが,今回は電装を乗せたチューブそのものを水密することになりました.かなりの試行錯誤を繰り返して今の形に落ち着きました.翠同様,電装部をすぐに取り出せるようにレール式にしています.
図3 電装部を乗せるチューブの3Dモデル
カプラ,タンクマウントのところにOリングで水が入ってくるところをすべて水密するようにします.
さらに以前までチューブの素材はポリカーボネートでしたが,今回はGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を用います.何と言っても軽い,丈夫!比重自体はポリカーボネートより大きいですが強度や,難燃性はGFRPに軍配が上がります.有限会社スリーホープさんから購入させていただきました!これからがんがんロケット製作に本格的に取り組んでいきます!
図4 GFRPチューブ
今現在,ロケット全体の図です.かなり格好良くできていますね!
図5 ロケット全体
3. 最後に
今回は構造班のこだわりである「水密チューブ」についてご紹介しました.新しい素材,新しい構造への挑戦は試行錯誤の連続ですが,HR3号機を無事に打ち上げ,必ずミッションを達成できるよう,メンバー一同全力で開発を進めています.寒さが厳しくなってきましたが,熱い心で冬を乗り越えていきます!今後のCOLOURS PROJECTの活動にもぜひご注目ください! それではまた,次回の記事でお会いしましょう.
良いお年を!!




