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みなさ〜ん、こんこんこんあ〜るし〜! 

 

お久しぶりな気がします.B4の黒川です.

こっちは黒猫のジジ誰かが使うまで意地でも使い続ける謎の挨拶.

 

歳末の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか.

このブログを読んでいる方は、それなりに時間に余裕がある偉い子なのでは? と推理してみたりしますが

やることほっぽり出してこんなもん読んでるそこのお前! そうだお前だ SSSRCメンバー!

悔い改めよ

 

ちなみに黒川の方は、いそがしいそがしです.

タスク量自体は大したことないはずなんですが、ここ3ヶ月ほどすこぶる調子が悪い!

何事にも身が入らない.

あらゆることが億劫で、ギリギリになって始めるので疲弊する → 気が抜けてダラダラする → ギリギリになって始めるので(以下略)

の悪循環、いいや "Death Spiral " です!(間違った日本語.日本語…?)

 

なんなら今日この瞬間も他のタスクに追われてるんですが、なぜか(書かなくてもいいだろうに)アドカレ番外編のお鉢が回ってきたので、

ガリガリ書いていく所存です!!!

 

…と、言いたいところなんですがほんとのほんとに書くネタがないし、頭を捻っている時間的余裕すらない

精神的に貧しい学生の鑑ですよ.まったくもーまったくもー.

 

そんな訳で、大変心苦しいのですが、最近読んだ本の話でもします、ね…?

 

  「死亡遊戯で飯を食う。」がすごい

タイトルで「あーね」となった人.

敵です.同族なので.

黒川みたいなやつはみんな敵なんだよ…

 

この「死亡遊戯で飯を食う。」はMF文庫Jから刊行されているシリーズで、

題名の通り、デスゲームで得られる賞金で生計を立てる頭のいかれた少女が主人公のデスゲームもの(一応その分類に入るはず)です.

何いってるのか分からないですよね.分かります.

だが、めっっっっっっっちゃ、イイ

久々にガツンとやられました.これを読まないと人生3割損です!(これ系を集めると人生1000割ぐらいになるのは内緒だ)

 

 

実を言うと、黒川はあんまりデスゲームもの得意じゃなくて…

人間の醜い部分がどうこうとか、そういうの前面に押し出されるの趣味じゃないし…

かといって散々そういう醜い部分見せあったあとに人間の善性ガーとか最後にちょろっと出されると余計に白けるし…

何よりグロがめがっさ苦手だし…(これが一番デカい)

(じゃあなんで1巻手にとってんねんって感じですが、読み始めてから思い出しました.抜けてて可愛いですね)

 

そんなデスゲームものあんまり趣味じゃない黒川にここまで読ませやがった作者大先生.

ぶっとんでてかつ飽きも早そうなこのネタで毎巻毎巻新鮮な読み心地を提供してくるこやつがかなりのやり手なんです.

 

ベースとなる文章力の高さはもちろん、毎巻毎巻手を変え品を変えうら若き乙女たちが殺し合うシチュエーションの引き出し、

そしてそこに当てるスポットライトの美しい切り口たるや…

そういうとこ好きです!!! いっつもそんなこと考えてんのかこの変態め!!!

 

詳しくはネタバレになってしまうので避けますが、

キャラクターやら舞台やらの描写にたっぷり紙幅を割いたあと、クライマックスの惨殺シーンは手短に、されどキッチリ流す.

とかとか!!!

より多くの人に読ませるための工夫を凝らしているのがひしひしと伝わってくる丁寧な作りですよ!

好き…!

短い文章で美しく端的に伝えるのも、長々しい文章をスラッと読ませるのも、どちらも高度な技術ですからね…

 

まあ先述のとおり、デスゲームものについては門外漢なので、その界隈の評価軸で見たときにどう、とかいうのは知らないですが

SFとして素晴らしい読み物が、必ずしも万人にとって素晴らしい物語ではないように.

タイトル・設定の飛ばし具合に反して、途方もなく計算高く書き上げられている今作が、純粋に小説として好ましいって話です…

 

まあ、難しいことなんか何もないんだ!

めっちゃイイ本なのでつい人に勧めたくなっただけ…

 

このブログを読む、何人だ…? 5人ぐらい…? の方のうち、騙されたと思って、手に取る方が1人でもいれば幸甚です(確率にして大体20%)

後悔はさせません!

 

  まとめ

まあ本当に時間がなくて、簡単な紹介・散らかった文章になってしまって大変心苦しい限りです.

 

余裕があれば、ずっと信仰している本についてじっくり書けたりするとちょっとした読み物としてイイよな、と一瞬思ったりしたんですが(イイのか…? イイのだ…)

収集をつける自信がないのでこの辺りで

 

今年も残り3日ですが、ご自愛くださいませ.