こんにちは3回生の佐藤です.

本当は,7月に書く予定だったのですが,期末テストやら自分の夏期講習バイトを言い訳にしておいて置いた結果,8月中旬になってしまいました.すみません...

 

 ということで,私が今回書く内容は,「第31回衛星設計コンテスト」への出場についてです.衛星設計コンテストとは高校生から大学院生までの学生を対象とした,コンテスト形式の教育プログラムで,「宇宙空間を使う新しいアイデアを考え,さらには,そのアイデアを実現する小型衛星を設計してもらうもの.」(HPより抜粋)です.SSSRCは2年前に出場しており,電子情報通信学会賞を受賞しています.

 

 そして,今年も参加することになり,とりまとめを僕が務めさせてもらうこととなったのですが,何しろこのようなコンテストの取りまとめをすること自体が初めてで,わからないことだらけでした.そこでこのブログでは僕の反省点を中心に,出場してみた様子を時系列順に書こうと思います.

 

はじめ

 まず,コンテストへの参加が決まったのが5/2の会議でした.そして作品の締め切りが7/3の12時必着だったため,この2か月で1から衛星を設計しなければならなければなりませんでした.この時点で薄々時間がないな~とは思っていましたが,まさかこれが,予想以上に苦しくなるとは思ってもいませんでした.

 

取り掛かり

 参加することが決まり,まず取り掛かったのは,大まかなスケジュールの作成と流れの確認でした.ここで,全体の流れをWBSにして目に見える形にしましたが,WBSにしてみると想像以上に時間がないことに気づき,(逆に言えば,やばさが簡単にわかるのがWBSの良いところ...)会議は週2(水曜9:00~と土曜10:00~)で行うことを決めました.

 

ミッション検討

 会議日程が決まるとミッション検討へ.ミッションを決定するためにとりあえず,ブレーンストーミングを用いて案を出す手段を取りました.ここで,出場する衛星のミッションをどのようなものにするのかを議論したのですが,ミッション検討を行った会議日程をさかのぼってみると,5/10,13,17,21の2週間弱と,思っていた以上にミッションを決定するのに時間をかけていたことに驚いています.またこの間,「このミッションもやろう.」「やっぱりそれは時間的に無理だから別のをやろう.」といったように進んだり,戻ったりとなかなか思うように勧めることができなかったのも僕の一つの反省でもあります.

 そして最終的に,ミッションは膜の展開と膜の形状計測に決定!

 この宇宙で膜の形状計測を行うメリットとして,そもそも宇宙で膜を展開すること自体が難しく,目的通り展開すること自体に技術的メリットがあり,また,膜の形状計測が可能となれば,地球と環境の異なる場における振動状態のデータを得ることができ,今後の膜の利用に役立つと考えられる点が挙げられます.

ブレーンストーミングで出た案

ブレーンストーミングで出た案の様子

 

各系での取り組み

 ミッションが決定し,ここからは各系での作業に入りました.そして週2回の会議でそれぞれの進捗を確認するということを続けていったのですが,このフェーズにおいての私の反省点としては,本来各系の進捗について詳細に把握し,予定が遅れている場合は,何のタスクが遅れ,それがなぜ起きているのかを確認し,どのように修正するべきかを,最初,考えられなかったことです.これに関して,先輩からも指摘して頂き,とりまとめとして何をしなければならないのかの自覚が足りなかったということにようやく気づけました.そもそも進捗の遅れの原因のほどんどは「~系の・・・のタスクが終わらないとこっちも終わらない」といった各系間での問題であり,遅れを解消するためには,まずどの系のどのタスクからやらないといけないのかということを把握しなければなりませんでした.この点をしっかりと確認できていなかった僕に遅れの原因があったということも反省点です.ではどうすればよかったのか,今から考え直すと,各系ごとのWBSを作成した後に,系間での繋がりを考えたタスク順をメンバーに提示すべきであったのかもしれないと思います.

 また反省点として,ミッションの詳細をギリギリまで決めることができなかった点も挙げられると思いました.例えば,膜の撮影方法が詳細に確定したのは,6/14に専門の先生にアドバイスをもらった後であり,この時点で提出締め切りまで,1か月を余裕で切っていました.この原因としては,膜の撮影方法について誰も知識が無く,理解するのに時間がかかったというのはもちろんですが,ミッションのイメージ図が個人で異なっており,最初の時点で共有できていなかったという点も挙げられると思いました.これに関して僕が率先して,イメージ共有をすべきであり,周りの意見も聞いてどこが分かっていないのかということを共有するべきだったと思います.

 このようにミッション系がやばかったのはもちろんですが,ミッション系の遅れもあり,構造系と熱系も後半は追い込まれていました.(なぁR君,G君)最初からこの二つの系が追い込まれることはわかっていたのですが,もっと早いうちから先輩に聞くように僕が言っておけば,少しは負担軽減になったのかなと思います.ああ,アメブロを書いてると反省点しか出てきませんね.笑

 

友好祭

 あちこちで「やばいやばい」と聞こえながらもそれぞれのタスクを進めていく中,5/27,28に学祭である友好祭がありました.SSSRCはごま団子とオニオンリングを出店したのですが,実は,この出店に関しても責任者を任されていて,友好祭期間中はこちらにもキャパを割かないといけなく,さらにこの2日後には実験レポートの提出も迫っていたため,頭が爆発しそうでした.いやしてました.(そういえば,このときはほぼ毎日学校に泊まっていたような…)

 まあ,この出店に関しても山ほど反省点はあるのですが,長くなるのでここでは書かないで置きます.

出店の際に使った看板

出店の際に使った看板

 

解析書執筆

 各系でタスクを進めながら,終盤は解析書の執筆にも取り掛かりました.しかしこの解析書に最初にとりかかったのは,6/20前後であり,締め切りまで10日を切ってのスタートでした.これは相当やばく,ここから概要書3ページと解析書37ページを書かないといけなく,相当やばい状態でした.正直心の中では,間に合わない場合にどのように進めていくかについても考えていました.

 ここで,解析書を書く上で一番の反省点がありました.それはWordを使って書いたことです.学校の課題レポートでよく使われるWordを使って,この解析書も書くことになったのですが,結論を言うとWordで書くべきではなかったというのが一番の反省点です.その理由として,共同で執筆するとバグが発生したり,重くなるといった欠陥があったためです.また,フォントや行間,改行についても統一しなければならなく,最後の体裁調整の際にめちゃめちゃ苦しめられました...今後衛星設計コンテストに出場する際はoverleafの使用を心からお勧めします.

バグで作業が止まった際のチャットの様子

バグで作業が止まった際のチャットの様子

 

地獄の最後2日間

 追い込まれに,追い込まれ,ラスト2日の7/1,7/2の土日は地獄でした...7/1日の時点で各系の解析書の統合がまだできていなく,それぞれのタスクも残っており,朝から夜まで缶詰状態での作業でした.特に7/2の夜は終電で大学まで駆けつけてくれる人もいたりと,多くの人が寝ずに夜通し作業をしていました.みんな疲れ果てて沈黙の中の作業が続き,途中で差し入れもしてもらいと,本当にみんなには感謝してもしきれない思いで,なんとしても完成させる!としか考えていませんでした.

地獄の2日間の様子

 

7/2の差し入れ

 

提出

 地獄の二日を終え,終わりが見えてきたのですが,最終体裁調整がなかなか終わらなく,また構造系もぎりぎりまで作業していたのもあり,提出したのは締め切り10分前でした!提出したのと同時に,やっと終わったという気持ちでいっぱいでした.

 しかしここでも,最後のやらかしを僕がします.それは,提出pdfのファイル名を作業時に使っていた名前から変更せずに提出してしまったことです.早く提出しないといけないという思いが先行し,提出するまで気づくことができませんでした...最後まで気を引き締めないといけないということを改めて痛感した瞬間でした.

 

最後に

 この衛星設計コンテストに出場し,取りまとめの難しさや反省点が多く出て,今後にしっかり生かしていかなければならないと感じました.また多くの方に手伝って頂けて感謝してもしきれない思いです.

 反省点も多くある一方で取りまとめをできて良かった点もあります.それは,集団で開発するとはどういうことか,つまり自分だけでなく周りのことも考えながら進めていかないといけないということがわかったということです.また,みんなで作業する上で人間関係も大切で,忙しいながらも休憩時間にたわいもない話で盛り上がったり,しょうもないことで笑ったりとそういったことも作業の上で必要な事だと気づきました.

 他にも取りまとめに限らず,この衛星設計コンテストに出場したメンバーの多くの人が衛星ってこういった手順で作るんだっといったことに気づけたと思います.忙しく,苦しかったのはありますが,出場できてよかったと思います.

 このコンテストの結果は9月中旬発表の予定で,またそこで通過することができれば,11月に向けまた力を合わせて頑張りますが,今はとりあえず,夏休みを楽しもうと思います.

 

最後まで読んでいただきありがとうございました.