修士2年になりました,米山まうむです.
SSSRCでは現在B1~M2の学生が活動しています.
私は最高学年になり,
いろんな役割を後代に引き継ぎまして,
個人的に次のステップに視野を向けつつ,
SSSRCに残せるものは残せたらと考えている今日この頃です.
学部1年生から所属してこれまでのアメブロを振り返ると7回?執筆してるみたいです.
過去の先輩のアメブロなんかを見ていて,
宇宙界隈の話題提供的なブログも書いていきたいなと思いますが,今回はしょうもない話題があるのでそっちでいきます.
前置き
米山は電源系という主に衛星の電源や基板に関わる部分を担当してきました.
つまりそういう電気っぽいことは”わかって”いて,”スマート”に取り扱えてしかるべき役割です.
それなのになぜバイクのヒューズを4つも飛ばすのか... 弁明 解説していきたいと思います
何がやりたかったか
ACC電源の取り出し箇所の確認
さてでは,ACC電源を取り出していきたいと思います.(ここからは実況風)
参考になる記事を見つけたので,参考例とは別の2線カプラから配線を取り出そうと思います.
エレクトロタップを使うのが楽ではありますが,既存の配線を傷つけてしまうのが心配です.
バイクのシートを取りずして...見つけました,ヨシ.
どちらが+と-かを確認するために”コネクタの内部の金属部”にテスターを当てて...キーを回して...
キュイーーン,ヒューーン⤵
ん?バイクのディスプレイが付かない??
何かがいつもと違う,不穏な気配だけはわかる
............
............
............
もしかしてバッテリがショートした?
え?バッテリ死んだ?え?え?(焦焦焦焦)
しかし電源系の私はここで気づきます.バイクにはヒューズがあるはず!
「ヒューズが飛んでいる=バッテリは保護された=セーフ!耐え!!」
(楽観的脳内回路)
ご覧の通りです.(左:刺さっていたヒューズ,右:予備のヒューズ)
まずここで1つ目が飛びました.カウント変数でも定義しておきましょうか(cnt=1)
cnt=1の原因
ヒューズが飛んだということは過剰な電流が流れたということで,やはりどこかをショートさせたのでしょう.
何もしていないのに壊れた!とか駄々をこねる前に身に覚えがあります.
おそらくこのコネクタの±を調べる際に,テスターの先っぽをつっこんだときに内部の2つのラインを短絡させたのでしょう.
はい,テスターのプローブをこの狭い空間に突っ込むなんて横着でした.
電源系失格の誹りは免れないでしょう.
ということでヒューズを交換し,別で用意していたコンタクトを付けた配線を使い,
ACCライン及びGNDラインを確認しておきます.
ACC電源を取り出す配線の作成
確認した情報を参考に,車体のコネクタに割り込ませる部分を作成します.
ワイヤーストリッパーで配線の被膜を剥き,コンタクトを圧着します.
(コンタクトのかしめ作業は衛星開発でもハーネスを作る際に重要になります)
コネクタと配線の接続関係を間違わないようにコンタクトをハウジングに差し込みます.
車体への取り付け
まずは自作した配線取り出し部分だけ接続してACC電源が取り出せるか確認します.
接続してキーを回すと...
キュイーーン,ヒューーン⤵
どこかで聞いた音とともに,沈黙するバイクのディスプレイ...
また です.(cnt++)
今回は随分パックリ切れていますね.
(左:予備のヒューズ,右:切れたヒューズ)
しかし今回は思い当たる節がありません.
「何もしていないのに壊れた!(何かした)」状態です.
配線とコネクタの接続関係を間違えたかと何度も確認しましたが,よくわかりません.
テスターなど他の接続機器がどこかで短絡したのか...?
では,いろいろ接続を外して,
この自作コネクタ部分だけで予備のヒューズで
もう一度バイクの電源オン!
キュイーーン,ヒューーン⤵(cnt++)
当然の結果です.原因がよくわかっていないのですから.
(※デバック作業中の良い子はマネしないように)
屍がもう一つ隣に並びました.急いては事を仕損じます.
しかしこれで自作配線に問題がありそうなことはわかりました.
コネクタの落とし穴(cnt=2,3の原因)
さて自作配線のどこが問題か探すためにとりあえず,テスターで電気的な接続を確認します.
具体的には±ラインがそれぞれちゃんと独立しているかです.
下記の5か所の組み合わせでみていきます.
ここで上の×2がショートしている事実が発覚します.
しかしなぜ??
コネクタに刺さってるのになんで??
そういえばコンタクトをハウジングに差し込むのに手こずったことを思い出します.
一旦引っこ抜いてみます.
考えてみると,この赤と黒が内部で接触しているとしか考えられません.
よくよく見ると,径が少し太いワイヤーを使ったこと,またコンタクトの差し込む向きを間違えていたこと等が原因でハウジング内部中央の隔壁が傷ついているようです.
ここでコンタクト同士が接触してショートしていることがわかりました.
対策
コンタクトが接触し合わないようにすればよいことがわかりました.
ワイヤーが少々太いために,青のゴムカバーをはめるとぎゅうぎゅうになっていました.
そこで,青いゴムカバーの中央部(黒と赤の間の部分)を上からぐっと押しこめば,中でコンタクト同士の距離が保てるだろうと考えました.
まあ配線の間にゴムが割り込まれていれば大丈夫だろう~ ヨシッ
じゃあもう一回バイク本体に取り付けてみてっと
キュイーーン,ヒューーン⤵(cnt++)
>print(cnt)
4
対策その2
賢明な読者の皆様におかれましては
- 対策がガバガバすぎないか?
- タイトルからするとcnt=4のはずでは?
- この対策の見出しはフラグか?
など予想されたことと思いますが,やはりこのような対策では
対策の体をなしていませんでした.
切れたヒューズ四兄弟
そもそもハウジングが傷んでいるので根本的にハウジングとコンタクトを交換するのが正解です.
が、ここまでの醜態を見せる私です.そこまで賢明ならばこんなことにはなっていません.
ということで対策その2としては,ポリイミドテープを巻きつけることにしました.
歓喜の瞬間
"絶縁(笑)"状態で再チャレンジです.
ようやくショートなしでのACC電源の取り出しに成功しました!
無事,電源ユニットのリレーの作動も確認できました.
ここまで書いてきて自身の愚かさを痛感しますが,
失敗しないとできるようにならない質なので今後も果敢に
地雷を踏み抜いていきたいと思います.
なお対策その3,”ハウジング・コンタクトの交換”向けの部品は調達済みです.
ご安全に!



















