こんにちは。新B4の松村です。

 

前回のブログでは機械式時計の魅力についてお話しました。今回は機械式時計における世界三大複雑機構についてお話したいと思います。

 

世界三大複雑機構は「パーペチュアルカレンダー」「トゥールビヨン」「ミニッツリピーター」の3つの機構の事であり、それらは名前の通り非常に複雑で高度な技術力を要するため、数百万や数千万円からでないと購入できないものとなります。このブログではそんな世界三大複雑機構についてそれぞれ簡単に解説します。

 

「パーペチュアルカレンダー」とは半永久的に暦に従った日付を表示する機能の事です。一般的な機械式時計では31日を1周期として設計されており、月末が31日の月には手動でのカレンダー修正が必要となります。しかしこの「パーペチュアルカレンダー」を搭載したモデルはこの操作が必要ありません。さらには4年に一度のうるう年も自動調整してくれます。機構の仕組みとしてはうるう年を1周期として4年分のそれぞれの月の目盛りが時計に組み込まれているというものです。しかしながら現在用いられているグレゴリオ暦では4で割り切れる西暦年数を,100で割り切れてその商が4で割り切れない場合を除いて閏(うるう)年 としているので、実際には手動での調整が必要となる年もあります。そこでブランドによってはとてつもなく高度な技術によって数百年単位の目盛りを使うことで非常に長い期間調整が不要にしているモデルも作っています。

https://www.jaeger-lecoultre.com/jp-ja/watches/master-ultra-thin/master-ultra-thin-perpetual-calendar-stainless-steel-q1308470

 

次は「トゥールビヨン」についてです。「トゥールビヨン」は聞いたことがある人が多いかもしれません。これは腕時計を使用する際にムーブメントにかかる重力の方向が偏ってしまう為に生じる時計の誤差をなくすために発明されました。原理としては通常は固定されている部品を回転させることによってムーブメントにかかる重力を平均化することで精度を高めます。「トゥールビヨン」とはフランス語で「渦」という意味を持つように、その動きはまるで渦のようで非常に美しいものです。

Audemars Piguet Royal Oak Selfwinding Flying Tourbillon Titanium

 

 

 

下の画像はジャガールクルトの多軸トゥールビヨンです。一般的なトゥールビヨンよりさらに複雑な機構になっています。

https://www.jaeger-lecoultre.com/jp-ja/our-maison/masters-of-complications/multi-axis-tourbillon

 

 

最後に「ミニッツリピーター」についてです。「ミニッツリピーター」とは、昔は蓄光塗料などがなく暗闇での時刻の確認ができなかったため、鐘を鳴らして時刻を告げる機能として発明されたものです。ミニッツリピーターは非常に狭い時計の中にゴングとハンマーを載せ、さらに美しい音を奏でるように設計しなければならないため非常に高度な技術を要します。しかしながら蓄光塗料を用いることができる現在この機能の実用性はあまりありません。しかしながらこの機能が搭載されたモデルが売れ続けるのは、その長い歴史と美しい装飾や音色に多くの魅力が詰まっているからだと思います。

 

 

 

ここまでで世界三大複雑機構について説明してきました。これらを搭載したモデルは非常に高額でなかなか手にできるものではありませんが、Youtube等で実際に動いている動画などを見ることはでき、それだけでも機械式時計の魅力が感じられると思います。ぜひ、調べてみてください。