こんにちは!!B3の宮路です.
今回初めてアメブロ担当させていただきます.

このアメブロは, 更新があると読んでいたんですが, いざ自分が書くとなると何を書けば良いかわかりませんね…


過去の記事を見ると, 皆さん, SSSRCでの活動などの真面目な話から, 女装した話などカオスな 幅広い記事を書かれていて, ますます何を書けば良いかわからなくなりました. 
なので, 悩んだ結果, 過去のテーマにあった「読書の輪を広げよう」を復活させて, 最近読んで面白かった本の紹介をすることにしました. 

では早速紹介していきます!

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1つ目は, 筒井康隆「最後の喫煙者」です.
作者自選の短編集でどの短編もおすすめです。特に面白かったのが, 「万延元年のラグビー」で 大江健三郎の「万延元年のフットボール」のパロディです. ですが, 内容は全く違い桜田門外の変で殺された井伊直弼の首を井伊家と遠藤家で奪い合い, その首でラグビーをするという筒井作品らしいグロくてナンセンスな短編です. オチもメタくて面白かったです.


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2つ目は, 中村文則「王国」です.
ハニートラップが仕事の主人公による裏組織から逃亡劇です. 裏組織のボス, 木崎が化け物というか, 理不尽な神の化身というか得体のしれない人間なのですが, その木崎の計画に主人公は否応なしに巻き込まれていくため, 作中は常に不穏な空気が漂っていてドキドキハラハラしっぱなしでした.


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3つ目は, 三浦しをん「天国旅行」
心中を共通のテーマとした短編集です. テーマがテーマなので暗い話のようですが読み終わった後は穏やかというか, 前向きになるような精神安定剤のような作品です. こう書くと生を賛美した小説のようですが, そんなことは無く, かといって死を美化しているわけでもない不思議な作品です.

紹介した本は全て大学図書館にあるので, 機会があれば読んでみてください!