この記事はSSSRC Advent Calendar 2021 23日目の記事として書かれています.
こんにちは!!B3の米川です!!
今回は私の趣味に少々お付き合いいただきたいと思います.
突然ですが,皆さんはアルタムエンゼルという名前の熱帯魚をご存じでしょうか?
”エンゼルフィッシュ”という名前を聞いたことのある方は多いと思いますが,一般的に販売されているものは”スカラレエンゼル”というエンゼルフィッシュやその改良種の場合が多く,熱帯魚好き以外の方は聞いたことが無いかもしれません.
アルタムエンゼルはエンゼルフィッシュの中でも特に体のプロポーションがよく,人気である一方,他のエンゼルフィッシュに比べ飼育が難しいとされ,私自身も飼育したいと思いつつもなかなか飼育に踏み切ることができませんでした.
今回はそんな熱帯魚の中の王様的存在”アルタムエンゼル”の飼育に挑戦した記録を紹介したいと思います.
私がアルタムエンゼルの飼育を始めたのは昨年の年末のことです.自分への誕生日プレゼントと称し生体を購入しようとアクアリウムショップへ立ち寄るとシーズン終わりのアルタムエンゼルがまだ残っており,長期間トリートメントされ状態も良かったため,この機会にと購入を決めました.
購入直後のアルタムエンゼル
(実は,この時,水草水槽に入れる小型のラスボラを購入しようと考えていたため水槽をセットしておらず,購入後水槽をセットするという暴挙に出たことは誰にも言えない秘密です.)
初めてのアルタムエンゼルということもあり,ブラックウォーターでなくても飼育はできるようですが,seraのsuper peatでブラックウォーターにし,エサは1日に4回ほどディスカスハンバーグと冷凍赤虫を与え,水質を考慮しつつ,早く成長させることで落ちやすいとされる時期を乗り切りました.
水替えは週に1回,3分の1程度で,給餌を終えたタイミングで残ったエサを回収し減った分の水を継ぎ足していました.
エサ食いも悪くなく,後に追加したバタフライフィッシュが金魚の餌を食べてくれたため対抗してアルタムたちも人工餌を食べるようになり,人工餌への移行も難無くできました.(人工餌への反応のいい魚がいると他の魚もつられて食べ始めるので困っている方は水槽に余裕があり,気に入る生体がいればおすすめです.)
アルタムエンゼルのお供 バタフライフィッシュ
そんなこんなで1匹も落ちることなく順調に飼育できていたように見えた3月,事件は起きました.
実家への帰省で1週間家を空けることになり,2日かけ全換水を行い,餌の量を減らし,自動給餌機をセットしました.
心配ではあったものの,以前も同様のことがあり,大丈夫だろうと思って帰省しました........
帰省から戻って家の扉を開けた瞬間,あまりのショックに膝から崩れ落ちいました.
出かけるときは紅茶のようだった水が緑茶のようなグリーンウォーターになっており,玄関からは生体が確認できなかったため,魚に申し訳ない気持ちに襲われ,どうすることもできませんでした.
しばらくしてひとまず確認しようと水槽を見ると,生きているアルタムエンゼルが見えましたが,数が1匹減っていました.その1匹は死骸も確認できない状態になっており,死因の究明はできませんが他のアルタムエンゼルがこの状態でも病気等を発症することが無かったためおそらく何かのショックでガラス面に衝突し,お亡くなりになってしまい,そのあと他の魚に突かれ確認できない無残な状態になってしまったものだと考えられます.
帰宅直後の水槽
生き物を飼ううえで外出ができないことは大前提なのですが,前も大丈夫だったからと高を括って生体を放置してしまった自分がおり,お亡くなりになったアルタムエンゼルはもちろん,他の生体にも申し訳なく,飼育という行為が命の一瞬を握る行為だと改めて実感し,飼育を通して生き物に対してより誠実向き合おうと考えました.
(これが私を含め,飼育者の命を握る責任がどうあるべきかを考える機会になればと思います.)
この状態ではさすがに他のアルタムも落ちて落ちてしまうと思ったため確認後すぐに生体を衣装ケースに移し,水槽の全換水を行いました.リスクが高い行為ではありましたが初期導入時にも当日に立ち上げ,かつ現状として発病している生体がいなかったということも考慮し,全換水と同時にろ材を含めた装置の洗浄も行いました.
換水後もしばらくは予断を許さない状況ではありましたが,無事に切り抜けることができました.
通常の飼育に移るにあたって,水槽でグリーンウォーターになったことが気になり,照明が明るすぎるのではと思い,流用していたアクロトライアングルグロウ(通称:おにぎり)から小型水槽用のLEDライトに変更しました.体感ではありますが,あまり明るくない方が調子がいいような気がします.また,衝突事故を防ぐために,ショックを与えないよう細心の注意を払いました.(そもそも水槽サイズを大きくしろという話ですが.....)特にライトについては,寝る前にカーテンを開けて朝方自然光により部屋を明るくなるようにし,ある程度明るくなったタイミングで点灯するように,夜は暗くなる前に消灯するようにタイマーで設定を行いました.帰宅が遅くなる際は部屋の明かりが入らないよう,水槽にカバーを行い,夜に急に電気がつきショックを与えないようにしました.また,定期的な水替えの他に水質試験紙を利用し,水替えの頻度が十分かチェックするようしています.
アルタムエンゼルの飼育に関してとても難しいと思っていましたが,自分が実際に飼育して思ったことはアルタムエンゼルも飼育の基本を守れば飼育できるということです.私の場合は,帰省時に大失態を犯してしまいましたがこれは論外の生き物がいる状態で家を空けるという行為によるものであり,それ以外の飼育の部分については他の魚と大差なく感じました.
一つ,運がよかったことは,私の場合はシーズン終盤で落ち着いたころの生体を購入したため,シーズン開始直後の空輸によるストレスを受けた個体のように負荷がかからず飼育できたことです.初期状態から事件までは肌荒れ等も起こることなく飼育できていたので魚を購入する際のコンディションはとても重要だと改めて思いました.また,飼育をしていて,ブラックウォーターの効果が期待していたよりも大きく感じます.pHの効果や菌の抑制はもちろんですが,透明な水の場合は,かなり人の動きに反応していましたが,ブラックウォーターにしてからは人間に対する反応が小さくなっているのでストレス軽減にも一役買っているのではと思います.
これまで,私の飼育についてお話してきましたが,アルタムの飼育においてやり残したことがあります.それはアルタムエンゼルの繁殖です.今の現状では,繁殖させられるような設備を用意できませんが,将来的にはアルタムエンゼルを繁殖させてみたいと思っています.
最後に私が飼育していた条件を書いておきます
水槽サイズ:60cm×30cm×36cm
(↑最低でも90cm水槽を用意するべきですが........)
フィルター:上部フィルター(スポンジとリングろ材,スポンジは週に1回清掃)
管理法:ベアタンク
水温:30℃
(↑高めに設定しています)
エサ:ディスカスハンバーグ&冷凍赤虫→ネオプロス&VIBRABITES
(なんでも食べてくれるので金魚用のプロリアや咲きヒカリ金魚なども与えています......)
水質
左:水槽の水 右:水道にカルキ抜きは使用した状態の水
テトラの評価表を確認すると
pHは水道水が7.2で中性,飼育水が6.4で弱酸性です.
スーパーピートを使用することでpHが下がって弱酸性になっています.
全換水を強行しましたが,この結果では本当に暴挙としか言いようがないです.真似はしないようにしてください(大声)
(余談ですが水替え頻度が落ちて硝酸イオンの濃度が上がってますね....今日水替えします....)
反面教師としてでも、このブログがどなたかのお役に立てればと思います.もし,ブログを読んでくださった方の中にアルタムエンゼルの飼育方法や繁殖方法についてコツ等ご存じの方がいらっしゃれば,今後の私の飼育活動そして飼育する生体の環境のより一層の充実に向けてご助言いただければ幸いです.
(水槽は大きくします.不快に思われた方申し訳ありません.)
本当に最後の最後に
落ちの無いブログですが,見てくださってありがとうございました.







