こんにちは、2年生の猿渡です。

今回はSSSRCで行っている最近のロケット開発についてお話しようと思います。


 SSSRCではこれまで液体窒素を用いた非燃焼型のCEESロケットを開発してきましたが、開発に区切りがついたため、今後は燃焼型ロケットを開発していくことになりました。長期的な目標は、自律制御により飛翔するロケットの開発です。その第1段階として現在は大型のモデルロケットを製作しています。モデルロケットとは打ち上げ花火のように火薬を燃やして推力を得るロケットです。モデルロケット製作の目的は、飛翔中のデータ取得とロケット開発の流れを理解し知識や技術を身につけることです。また、先日このモデルロケットの愛称が決定しました。愛称は、新たな開発の始まりでいいスタートが切れるようにという願いを込めて”Rocket start”になりました。


 最近、私が所属する構造系では、梅雨の晴れ間を縫ってロケットのボディーチューブ作りをしています。ボディーチューブとはロケットの本体になる筒の部分です。材料はガラス繊維で織られた布のようなガラスクロスと、FRPポリエステル樹脂です。塩ビパイプを型にしてその周りにガラスクロスを巻き、樹脂で塗り固めて作ります。私は今回初めて樹脂を使った加工を経験しました。作業の内容は単純ですが、均一なボディーチューブを作るために、樹脂を塗る際に空気が入らないように注意しなければならず難しかったです。樹脂は皮膚などに付着するとすぐに瞬間接着剤のように固まってしまうため、扱いの難しさもわかりました。開発を通じていろいろな材料や加工の仕方を知ることができ勉強になります。今後はボディーチューブの破壊試験ややすり掛けなどを行う予定です。


 先の見通せない状況が続いていますが、9月に加太で打ち上げ実験を行えることを信じてロケットづくりを進めていきたいと思います。