こんばんは,3年生になりました前田です.
今まで衛星部屋を牛耳っていた1コ上の先輩方が研究室の民となり,我々が衛星部屋の主になりました..
嘘です.先輩方もよく衛星部屋に来て作業や会議をしているのであまり変わりません.なんというか'''始まったな'''って感じです.
そんなわけで,今回は僕が担当している作業の状況を紹介したいと思います.
高速通信技術の実証をミッションの1つに掲げる我らがOPUSAT-Ⅱですが,僕は衛星側で実装する種々の高速通信を受信するための地上局設備を,ソフトウェア無線というこれまでハードウェアで行っていた処理をソフトウェアで実装する方法を用いて,通信系の新兵器であるSDRデバイスと共に開発しています.
FM復調までやってくれたり,復調後の音声を一定の条件でデコードしてくれるソフトは既にあったので,これまでは既存のソフトの組み合わせでデコードできるようにしてきたのですが,既存のソフトではカバーしきれないことへの対策として,今はGNUradioというソフトウェア・ツールキットをいじって開発を行っているところです.これを使うと無線設備をソフトウェアで実装して,簡単にカスタマイズできちゃうので,僕のように今まで無線技術にろくすっぽ触れたことが無い者でも比較的簡単に,多様な無線設備を実装できる(かもしれない)のです.
↑こんな感じでブロック図を描くようにしてソフトをつくっていきます.このプログラムの狙いとしては「復調済みのGMSKの音声を音源に,同期を検出して01を出力しよう!」といったものです.(そして,このブログの狙いとしては「これを見た詳しい人が実装のアドバイスをくれないかなぁ」といったものです.)
今のところ,入力したデータとなかなかいい一致を得たデータを出力するところまで漕ぎつけましたが,もっと整合性のとれたデータをとる,実装予定の変調方式に対応させていく,出力された01の羅列をプロトコルに沿って処理するなど,課題は山積です.
自分が学校で学ぶ内容から外れた知識が必要になるので上手くいかない原因を探ったり,調べものをすることがかなり難しいところですが(「おっ,これ良さそう!」と思ったサイトは軒並み英語だし...),それがなかなか「ものつくってるな」って感じで楽しかったりします.こうしてこれから多くなるであろう難題やしんどいことも楽しんでいきたいですね.
それでは.
