M1 の五十嵐です.大学はまだ夏休みですが,9 月も終盤にさしかかり過ごしやすい気候になってきましたね. 

 

 私は 9/7 ~ 9/16 に,日本大学 船橋キャンパスで行われた CLTP8 (Cansat Leader Training Program 8) に参加してきました.CLTP は,主に海外の教員の方を対象に,CanSat の開発を通した技術トレーニングが行われるプログラムです.今年は日本人の参加も可能で,教育用の衛星キットである HEPTA-Sat が利用されるということだったので,(方向性はかなり異なりますが)同じく衛星キットである OPUSAT-KIT の開発を経験した私としてはぜひ触れてみたいと思ったので参加してきました.

 

 プログラムの前半は,HEPTA-Sat を組み立て,動作確認を行いながら,衛星の設計について理解するというものでした.HEPTA-Sat のシステムは簡略化こそされていましたが,実際の衛星でも重要視されるポイントはしっかり押さえてありました.また,付属する教科書が衛星の設計に関する教科書兼組み立ての説明書になっており,実物に手で触れながら衛星の設計について勉強できるようになっていました.私自身は衛星の開発を経験しており,知識は既に持っている方だと思うので,この組み立てを通して衛星の設計についての理解がそこまで深まったわけではないのですが,これから衛星の開発を始めようとしている人にとっては,体験しながら学ぶことができるというのは非常に良い経験になると思いました.

 


組み立てた HEPTA-Sat(プレーン)

 

 プログラムの後半では,電子部品を秋葉原へ買いに行き,HEPTA-Sat に参加者各々が独自の機能を追加して,ミッションを行いました.私は CanSat 用のリアクションホイールの実証をミッションとして実施しました.短い期間ではありましたが,
設計 → 製作 → 試験 → フライト → データ解析 → 成果報告
という実際のプロジェクトと同じような流れを体験することができました.私の HEPTA-Sat のミッションは成功し,私は独自にセンターでも利用しているシステムモデリングとタスクスケジューリングの手法を導入してみましたが,うまく適用できました.宇宙機の開発プロジェクトは長い期間になることが多く,そういった手法がうまく機能するかを把握するのに時間がかかってしまうのですが,今回は短い時間で確認することができました.

 


HEPTA-Sat(リアクションホイール追加版)

ドローンから投下

 

 プログラムは全編英語で,参加者同士の日常会話も英語だったので,英語が苦手な私としては大変でしたが,英語を勉強しなければならないという危機感を持つことができたという意味で良い経験になったと思います(笑).

 

 このプログラムで得た知識や経験を,衛星やロケットの開発を進めているメンバーや,今年は(念願叶って?)1 年生の CanSat の TA をやることになったので,そちらに還元していきたいと思います.