こんにちは、3回生の青島です。

気づけば8月も終わりに差し掛かっています。朝方は肌寒い時も増え、秋を感じるような季節になってきました。

 

現在、当団体では2機目人工衛星であるOPUSAT-Ⅱプロジェクトを進めておりますが、議事録を振り返ってると、ちょうど1年前の今頃にこのプロジェクトが始まったことに気づきました。

そこで、一年間を少し振り返ってみたいと思います。(OPUSAT-Ⅱプロジェクト全体の流れを書こうと思ったのですが膨大になるので、とりあえず自分のことを中心に書こうと思います。)

 

一年前のちょうど今頃は、OPUSAT-Ⅱプロジェクトを立ち上げようと、ミッション検討、ミッション要求定義、サクセスクライテリア定義、制約条件の明確化、そして、それを仕様に落とし込む作業に奮闘していたようです。このころは、MBSEやJAXAのシステムエンジニアリングの資料を勉強しそれを実行しようとする日々でした。なかなか上手くいかなかったことが記憶に残っております。

 

9月下旬からは、撮像、構造、通信、姿勢、ミッション部設計の5班に分かれて、要求を満たす設計を検討し、開発を進めていきました。僕は通信系ですので、通信系について話すと、写真や振動データをダウンリンクするために必要な通信方式を電力やアンテナ、地上局設備を含めて検討しておりました。この時にはSバンドやCバンド、Xバンドについても検討を行っておりました。11月の頭まで検討が続いていたようです。そして11月の中旬に無線機が決定しました。結構な時間がかかっていますね。

 

無線機を入手するまでの間はミッションシステムのOS開発に参加しておりました。(OSと言えるようなたいそうなものではありませんが) この作業に参加することで、初めて本格的なプログラム実装に参加することができ、様々なことを学ぶことができました。また、OPUSAT-KITの仕様(OPUSAT-ⅡではOPUSAT-KITベースのバスシステムを用いる)についてもここで詳しく知ることができました。座学のみで勉強するよりも、何もわからないとしても、実戦に駆り出されて苦労した方が、身につくことは多いように感じました。1月にはOSに各機能を統合する際の試験機器である「擬似ミッションコマンド送信機」なるものを作っていたようです。

 

期末テストが終わり、2月、3月は、無線機を入手し、通信のプログラムの設計、実装、試験を行っていたようです。通信システムはどうしてもハードウェアとソフトウェアが絡み、また、試験するシステムが大きくなりやすいため、試験にとても苦労した覚えがあります。システムを切り分けて、細かい単位で試験していくことの大切さを感じさせられました。そして、あとから考えると「そんなことかよ!!」と思わされるような、しょうもない原因で上手くいっていないことがしばしばあるように思います。先入観にとらわれず、簡単な原因にも疑いを持って試験をすることも大切なのかもしれません。

 

4月中旬からは、今まで実装してきていたミッションの機能をミッションシステムのOSに組み込む工程が始まりました。ここでは、僕は振動計測機能の実装を行っておりました。振動計測機能は設計を固めにくく、なかなか実装に移れない機能であり、モチベーションを保つのが難しい時期だったと思います。

 

その後、ミッション部のハードがある程度固まって、ハードを統合して機能を試験する工程の取りまとめ役になりましたが、僕の管理が上手くなく、また、通信系の不手際で大幅に時間を食ってしまいました。試験方法、結果の管理、それぞれ活動できる時間の異なる人間のコミュニケーション方法や、タスク管理の難しさを痛感させられました。

 

大雑把に一年間を振り返りましたが、様々な反省がどんどん出て来ます。あの時、ああしておけばよかった。あの時のこれはよかったなどなど。これから先のことを考えるだけでなく、たまには、今までのことを振り返るのも良いのかもしれません。

 

今後は、一度実装から離れて、資金集めに移ることになりました。プロジェクトを成功させるには技術だけでなくお金も重要です。衛星の打ち上げには多大なお金が必要です。

OPUSAT-Ⅱプロジェクトも進行してきて、だんだん責任のあるプロジェクトになってきています。お金が原因で失敗させるわけにはいきません。今までの様々な人の努力が水の泡になってしまいます。

 

責任を持って、今の役割を果たせるように頑張っていきます。