こんばんは.保田です.

 

先日,茨木工科高等学校の学生さんと先生方が府大にお越しになり,高大連携授業をさせていただきました.

 

前回の僕のブログでは本年度の第1回の授業についてお話しいたしましたが,

今回は,その第2回目であり,テーマは電源系(電力分配部)の設計です.

 

前回は2回生の後輩がTAとして参加していましたが,

今回は僕が授業をさせていただきました.

 

学生の皆様は超小型模擬衛星(CanSat)の開発経験があったので,

一般的な回路の話よりも,地上と宇宙の環境の違いのために衛星ならではで考えなければいけない部分について電力分配部と関係の深い所の説明を行いました.

 

主にOPUSATの設計を例として説明を行いましたが,OPUSATで良くなかった箇所は

OPUSAT-KITで改善していたため,それを例として提示しました.

授業資料を作る中で本センターの設計のノウハウの蓄積を感じることができました.

 

また,これまでの衛星の設計資料は衛星のプロジェクト内独自で定義された言葉が多く使われていてプロジェクトに関わっていない人から見ると理解しづらいものになりがちだったのですが,今回授業ということで,イラストを多く用いるなどできるだけスライドを見ただけで理解できるレベルにかみ砕いて説明しました.

今回の授業資料は,後輩への引継ぎ資料としても使えるものになったのではないかと思います.

 

ただ衛星を開発するだけでなく,これまでの失敗と成功を他の団体に役立てられるような活動を今後もしていけたらいいなと思っております.