おはようございます。
修士1年の伊藤です。


先週は、航空宇宙工学を学んでいる韓国人の友達が日本に来ていて、
私の宇宙環境利用工学研究室やSSSRCも案内しました。


彼と私が知り合った成り行きを簡単に紹介します。
去年の10月にイタリア・ナポリで開催された、
IAC(International Astronautical Congress)という大きな国際学会に、
私はJAXAに派遣される形で参加しました。
彼もKARI(韓国の宇宙機関)に派遣されていました。


たった1週間の学会期間でしたが、私も含めたJAXA派遣学生とKARIの
学生は随分仲良くなり、「絶対日本に遊びに行くよ!」と口約束をし、
それが先週実現したわけです。


大阪の観光にも案内しましたが、私の研究室のゼミに参加して
研究のプレゼン交換をしたり、OPUSAT開発の現場を紹介したりと、
アカデミックな交流もありました。次はJAXAの派遣学生と
韓国の彼のところへ訪問したいと思っています。


さて、宇宙開発においてもISSをはじめとした様々なプロジェクトで、
国際協力が進んでいます。つい最近でも、火星有人探査に向けて
NASAとESAが協力していく旨が発表されましたね。
国際協力が大切な理由として、(表向きには)各国の優れた技術を
統合してより良いものを作る、予算の分担、宇宙外交など、様々です。
国際協力の意義について、色々と感じるところがあるのですが、
まぁそれは今回はおいといて、、


どのように国際協力を実現するのでしょう?
さらに言えば、協力したいとお互い思える信頼関係を、
どのようにしたら築けるのでしょう?


JAXAの理事クラスの方とお話する機会が昨年あり、
そのときに興味深いお話をされていました。その方は、
宇宙開発でも「人のつながりが大事だ」とおっしゃっていました。


宇宙開発を含む科学技術に対して閉鎖的な国もありますが、
そういった国との今後の付き合い方として、
まずは現地の人との信頼関係を築くことで、
将来何かwin-winな協力ができるのではないか、というわけです。


宇宙開発は先進的な技術が注目されがちですが、
その中身は人間がやることなので、人間同士の良好な関係を
築くことが大切、というのも納得です。
そういった人間くさい部分も宇宙開発の魅力ですね。


KARIの派遣学生とJAXA派遣学生の間で築いた関係が、
将来の両国の関係に貢献できればいいなというのが、
私のささやかな願いです。


それではまた。


伊藤


小型宇宙機システム研究センター広報室