ジャンボ!ケニアからの留学生、スズ:キサトーです。
お母さん見てるー?(ケニアにもブロードバンドあるよ!)
最近は持ってきたウガリがそこをついたのでうまい棒コーンポタージュ味を水で練って食べてますー(日本のコトワザでいえば”ライフハック”)。
でも妙に減りが早いのでキサトーはYギダさんを疑っているよ。。

$小型宇宙機システム研究センター広報室-WDT1
WatchDogTimer


最近のOPUSATプロジェクトは、ICのラッチアップ対策をみんなで練っております。
ラッチアップとは、CMOS構造に過電流が流れる現象で、放置すればICが焼損する可能性があります。

この現象は、
*ICの信号ピンへの高電圧(電源電圧より高い電圧)印加や、
*放射線によるSEE
によって引き起こされます。

A.予防策(ラッチアップをそもそも起こさない対策)としては
1.電源投入タイミングに気を付ける。
2.信号ピンの前にバッファ回路を入れる。
3.放射線(SEL)試験でラッチアップが起きにくいものを選定する。
4.CMOS構造のICを使わない。(TTLなど)
5.(類似)SOI-CMOSのICを使う。

B.対処策(ラッチアップが起きてしまった場合の対策)としては
1.ICの電源ラインに抵抗を入れる(過電流が流れなくなる、あくまで対症療法)
2.電源ラインをスイッチできるようにしておく(ラッチアップは電源リサイクルにより直る
といったものがあります。

実は、最近まで、回路担当は放射線以外の原因でラッチアップが起きるのを知りませんでした。
宇宙機器に関わらず地上でもありふれた障害要因なんだとか。。
OPUSATは複数マイコン、複数電源ラインを持っているため、放射線以外でのラッチアップ対策をしっかり取る必要があります。

注目なのがA-5、SOIのICです。
SOIというのは大豆の力、ではなくてSilicon on Insulatorの略で、元々はCMOS素子の低消費電力動作のために開発されたプロセス技術なんですが、構造上ラッチアップがおきないそうなんです(!)ね。
JAXAでも注目の技術で、沖電気工業,NECと協力してSOIの宇宙用マイコンを開発していたりします。
しかし謎の先端技術かと思いきや、CPUの有名所では、AMDのAthlon64や、(IBM系列だと思いますが)PS3のCell、XBOX360のPX、WiiのBroadWayなんかに既に採用されているんだとか。
50cm級ならPS3+YellowDogLinux乗ったりして、、(電源は核が必要だ)
ま、ケニアではセガが主流だけどねー(セーガー)。

OPUSATでも、AnalogSwitchにはSOIのICを選定してみました。(HOLT社のHI-819x)
SOI分野で飛び抜けているらしい沖電気工業さんは、SOIのRTCなんてものまで製造されており、ぜひ使ってみたいと思ったのですが、ディスコンでした。。。

さて、B-2の具体例として、OPUSATは外部WDT(WatchDogTimer、冒頭に掲載)によりバス電源をリセット出来る設計を目指しています。
ここらへんは通信系のイ中くんが担当なんですが、このあいだタイマIC(555)で作った回路で動作成功しておりました。
スイッチ入れると自分でスイッチを切るロボットと同様のワビサビを感じますね。。

そろそろ笑点の再放送の時間なんで(5chのケニア毎日放送だよ!)、このへんでクワヘリ!
読者の皆さんも、バッファロー肉の食べ過ぎには注意してね!
(体質によっては一時的におなかがゆるくなることがあるよ!)