こんにちは.お久しぶりです,荒木俊輔です.

一昨日より2011年F1グランプリが開幕しました.

今回はF1と衛星の通じるところについて書きたいと思います.


私が思うF1と衛星で共通することは以下の3点です.

・チーム全体で作り上げること

・信頼性が重要なこと

・努力をし続ける必要があること


レースに参戦するために,F1では1チームで約500~800人が働いており,

みんなが優勝という1つの目標に向かって頑張っています.

これは私たちがチーム全体で衛星を作り上げることと共通しています.


次に,信頼性についてです.

いくら先進的でチャレンジングな衛星であっても,

軌道上で動かなければ意味がありません.

これはF1マシンがどれだけ速く走れても,チェッカーフラッグを

受けるまで走ることができないと意味がないことと同じです.

私たちは軌道上で必ず動作する衛星を作るよう,地上試験に力を入れます.


そして,最後に努力をし続ける必要があることです.

ヴェッテルは信頼性の問題で何回も何回も優勝を逃しましたが,

決して投げ出すことをせず戦い続けました.

とてもつらい時期もあっただろうけど,乗り越えることができたからこそ,

2010年チャンピョンになれたのだと思います.

私たちも今後困難にぶち当たることもあるでしょうが,

チーム全体で協力して打ち上げまで努力し続けます.

$小型宇宙機システム研究センター広報室
(卒論でお世話になったRedBull(の一部)これだけ応援したから今年も優勝してね.)


さて,オーストラリアグランプリではF1界全体で,大地震と津波で被害を

受けた日本の役に立とうと,支援してくれています.

とてもうれしく思います.

私は3/14-3/18の間に北海道大樹町で無人機の飛行試験に参加しました.

その行き帰りのフライトで,自分の目で被害の状況を見ました.

地震の影響で火災が起こっている工場,津波の影響で水没した地域.

そして,津波によって色が変わってしまった海.


今もなお苦しい状況におられる方々がたくさんいると思います.

どうかこの困難に打ち勝ってください.

私は航空宇宙分野で将来の日本や世界に貢献できるように,

自分が今できることを頑張ります.


さてさて,次回から数回にわたって大樹町での実験の様子を御紹介します.

衛星を打ち上げるには輸送機が必要であることを忘れないでくださいね.

スペースプレーンに興味がある方は必見です.

頑張っていくぞ.それではまた.

荒木俊輔