こんばんは.荒木俊輔です.
昨日は久しぶりの東京出張で,今日は明日の関西交流会の準備.
ちょっと疲れました.
さて,大阪府立大学地上局では11月20日に打ち上げられた
ミシガン大学衛星RAX(The Radio Aurora Explorer)の
受信協力を行いました.
打ち上げ当日にバタバタと専用のデコードソフトを
インストールして使えるように設定を行いました.
あらかじめサンプルのパケット音が配布されたのですが,
それはたった3秒間のWMAファイル.
しかも無音??
勉強不足の私には間違ったものが送られてきたとしか思いませんでした.
さて,打ち上げ成功が発表され,1st AOSに備えました.
本学地上局の可視域に入るのは,位置の関係で実質2周回目のパスでした.
なので,すでにアラスカの地上局からの受信成功報告を確認しています.

1st AOS.電波受信に成功しました.
ただし,聞こえるのは「プスッ」っていう音の途切れだけ.
なんやこれ?確かに20秒に1回の定期的なもので,
RAXサイトに書かれている内容と一致するけど…
でも,Sメータはほんの8dB程度反応するだけ.
専用ソフトなのにデコードもされていない.
本当に成功してんの?
東京大学に確認したところ,この音がGMSKなんだそうです.
(打ち上げ直後の数日間は,チャットを使ってGSNで情報交換を行っている.)
PRISMもGMSKなので,「プスプス」という音しかしないとのこと.
SOHLA-1の大きなパケット音に慣れていた私にとってはビックリしたのと同時に,
勉強不足だなって反省しました.
次のパスでも受信に挑戦しました.
音は聞こえるのですが,先ほどと同様にデコードできません.
何回も設定を確認してるのになんで?
そんなパスが3回続きました.
そして,Sメータもたった2dBだけの反応へ落ち込みます.
本局はSOHLA-1や他の受信協力でも十分な能力を発揮することができたのに,何かおかしい.
衛星の送信電力が弱すぎるのでは?勝手にそう思ってしまいました.
しかし,東京大では20dB,東京電機大では50dBで受信できたそうです.
アンテナの調子がおかしいのか?
いや,目視検査だけではあるが,特に異常は見られない.
アマチュア無線家の通常会話はクリアに聞こえるからプリアンプがおかしいのか?

答えはTLEのズレでした.
もともとミシガン大学が発表している予測TLEを使用して追跡していたのですが,
軌道投入の時点で既にズレが生じていたようで,さらに日がたつにつれて
ズレが大きくなっていったようです.
今では通常通りSメータが大きく振れるようになりました.
さてさて,今回の受信協力でいろんなことを学びました.
①打ち上げ前にデコードソフトを広く公開すること.
世界中多くの地上局がRAXの追跡を行いました.
これはしっかりとした準備と広報活動の成果でしょう.
②デコードテストが行えるようにすること.
現在の設定では音源ファイルを使ったデコードテストができません.
あらかじめ練習ができるようにしなければならないと思いました.
また,ちょっとTNCが不調のようなので,
時間がとれるときに整備を行わなければなりません.
③でもやっぱりHKデータはCWで降ろした方が安心だということ.
今回RAXの追跡を行いましたが,他大学も含めてデコードできるように
なるまでに多くのPASSを消費しました.
それを考えると,誰にでも確実に伝わるCWでHKデータを下ろした方が
安心なのではないかと思ったということです.
それではまた.
荒木俊輔
昨日は久しぶりの東京出張で,今日は明日の関西交流会の準備.
ちょっと疲れました.
さて,大阪府立大学地上局では11月20日に打ち上げられた
ミシガン大学衛星RAX(The Radio Aurora Explorer)の
受信協力を行いました.
打ち上げ当日にバタバタと専用のデコードソフトを
インストールして使えるように設定を行いました.
あらかじめサンプルのパケット音が配布されたのですが,
それはたった3秒間のWMAファイル.
しかも無音??
勉強不足の私には間違ったものが送られてきたとしか思いませんでした.
さて,打ち上げ成功が発表され,1st AOSに備えました.
本学地上局の可視域に入るのは,位置の関係で実質2周回目のパスでした.
なので,すでにアラスカの地上局からの受信成功報告を確認しています.

1st AOS.電波受信に成功しました.
ただし,聞こえるのは「プスッ」っていう音の途切れだけ.
なんやこれ?確かに20秒に1回の定期的なもので,
RAXサイトに書かれている内容と一致するけど…
でも,Sメータはほんの8dB程度反応するだけ.
専用ソフトなのにデコードもされていない.
本当に成功してんの?
東京大学に確認したところ,この音がGMSKなんだそうです.
(打ち上げ直後の数日間は,チャットを使ってGSNで情報交換を行っている.)
PRISMもGMSKなので,「プスプス」という音しかしないとのこと.
SOHLA-1の大きなパケット音に慣れていた私にとってはビックリしたのと同時に,
勉強不足だなって反省しました.
次のパスでも受信に挑戦しました.
音は聞こえるのですが,先ほどと同様にデコードできません.
何回も設定を確認してるのになんで?
そんなパスが3回続きました.
そして,Sメータもたった2dBだけの反応へ落ち込みます.
本局はSOHLA-1や他の受信協力でも十分な能力を発揮することができたのに,何かおかしい.
衛星の送信電力が弱すぎるのでは?勝手にそう思ってしまいました.
しかし,東京大では20dB,東京電機大では50dBで受信できたそうです.
アンテナの調子がおかしいのか?
いや,目視検査だけではあるが,特に異常は見られない.
アマチュア無線家の通常会話はクリアに聞こえるからプリアンプがおかしいのか?

答えはTLEのズレでした.
もともとミシガン大学が発表している予測TLEを使用して追跡していたのですが,
軌道投入の時点で既にズレが生じていたようで,さらに日がたつにつれて
ズレが大きくなっていったようです.
今では通常通りSメータが大きく振れるようになりました.
さてさて,今回の受信協力でいろんなことを学びました.
①打ち上げ前にデコードソフトを広く公開すること.
世界中多くの地上局がRAXの追跡を行いました.
これはしっかりとした準備と広報活動の成果でしょう.
②デコードテストが行えるようにすること.
現在の設定では音源ファイルを使ったデコードテストができません.
あらかじめ練習ができるようにしなければならないと思いました.
また,ちょっとTNCが不調のようなので,
時間がとれるときに整備を行わなければなりません.
③でもやっぱりHKデータはCWで降ろした方が安心だということ.
今回RAXの追跡を行いましたが,他大学も含めてデコードできるように
なるまでに多くのPASSを消費しました.
それを考えると,誰にでも確実に伝わるCWでHKデータを下ろした方が
安心なのではないかと思ったということです.
それではまた.
荒木俊輔