こんにちは,荒木俊輔です.

日が昇るのが遅くなってきましたね.

最も早い時では4時45分に明るくなり始めていたのに,

最近では5時05分くらいにようやく暁の空です.

夏が終わりつつあるのをさみしく思います.


さてさて,この前予告しましたとおり,今日は大阪への帰りのフライトについて書きます.

私の書く記事は少し特殊で一般の人は読んでもおもしろく感じないって言われました(-"-)

でもでも,ごく一部の人が喜んでくれてるって信じています.


出発した熊本空港での出来事です.

保安検査場を出ると,なんとイラク塗装のC-130Hが離陸していました.

えっ,なんで熊本空港に?おぉ,久しぶりに見るな~.

ちょうど1年前のことです.

私は川崎重工航空宇宙カンパニーのインターンシップに参加しました.

そこではC-130H(イラク塗装)のI-RAN(定期修理)のお手伝いをしたことから,

この機体にはとても愛着を持っています.

あまりにも突然の出来事で,保安検査場で荷物を受け取っているうちに

C-130はすぐに飛んで行ってしまいました.


何で来てたんやろな~.もうちょい早く着いてたらよく見れたのに!!

と思いながらエプロンを見ると,他にも2機のC-130Hが停まっていました.

おぉ,なんかある.

訓練かな?熊本空港は高遊原駐屯地と滑走路を供用しているので,

ときどきC-1やP-3Cが来ることがあります.

ただ,こんなにたくさん並んでるのは見たことがありません.

保安検査場で荷物受け取り,搭乗口へと歩きます.

スポットには東京羽田行のB777,大阪伊丹行のB737が隣り合って並んでいます.

大きさの違いが良くわかる.

すると1機のC-130が着陸してきました.

そして,それと入れ替わるかのように停まっていたC-130がタキシングを始めます.

すごい.

$小型宇宙機システム研究センター広報室
<熊本空港をタキシング中のC-130H>


着陸機が滑走路を外れると,すぐさまもう一機が離陸滑走を始めました.

懐かしいエンジン音.

I-RAN作業を行う格納庫近くでは,エンジン運転試験が何度も繰り返されるので,

作業中の耳栓は欠かすことのできないものでした.


離陸した瞬間,C-130はかなりの角度で引き起こしを行い,

数秒後には鋭い左バンクをとっていました.

そして,民間機ではありえない速さと低さで,

通常の離陸経路に沿って滑走路上空を横切って飛んで行きました.

そういや,いま風下に向かって飛んでいったな.

少しでも燃料節約したかったんかな?

そうこう考えていると搭乗が始まりました.


学校に戻り,熊本空港のC-130が何だったのかを調べました.

パキスタン・イスラム共和国における洪水被害に対する国際緊急援助活動に

自衛隊が災害派遣されたことはみなさんご存じでしょう.

防衛省の発表によると,第1パキスタン国際緊急援助空輸隊として

C-130輸送機6機及びこれらの故障等に備えた支援用の航空機2機を

派遣するとのことです.

また,国際緊急航空援助隊としてUH-1が3機及びCH-47が3機派遣されるのですが,

そのうちUH-1は高遊原駐屯地所属のヘリコプターが使用されたそうです.

熊本空港でのC-130の離着陸は国際派遣に伴い,UH-1を搭載したものでした.


あのままパキスタンに向かったのか,それとも派遣前の訓練であったのかは知りません.

自衛隊は優れた技術と能力を持っています.

パキスタンにて素晴らしい活躍をされることを願っています.

今回はこのへんで.

次回の後編では民間機について書きます.

荒木俊輔