とうとう左胸とお別れ。手術当日。 | 30歳乳がんになりました。

30歳乳がんになりました。

30歳夏 若年性乳がんになりました。

8月21日


手術当日。
左胸の全摘出と、同時再建(エキスパンダー挿入)


まず起きて、最初にしたのは圧着靴下を履くこと。
下の売店で手術用のT字帯(フンドシみたいなやつ)胸を動かさないためのコルセットみたいな下着を買うこと。

これは術後すぐつかうので、前もって必要。

また、手術に向けて、センチネルリンパ節摘出が決まっていたので、位置を探るための撮影をする。これで、リンパ節の場所が前もって分かる様になります。

造影剤を注射胸に打つんだけど、なかなか痛かった…。
最初にパッチみたいなシート型の麻酔をし、
そこに針を刺し、造影剤を注入、そして刺した後をひたすらもんで、造影剤を行き渡らせる。
そして撮影。
無事終了。



そして朝から何も飲めない食べれないので、点滴スタート。



最初に看護師さんが『造影剤が終わったからもう痛いことは手術までありませんよ♡』って言ってくれて『ありがと~ございますー!』
って言って安心してたのにまさかの点滴の針が…。

ブスッ!

痛い!!あれ?点滴ってこんな痛かったけ?

『血管が細いわねーちょっと他のとこで試してみますねー。』

ブスッ。

痛い!

『あれ?ここもダメですかー?じゃあ先生にやってもらいましょう!』


研修医の先生が来てやってもらうことに…。

『あらー本当に細いわーじゃあここで!』

ブスッ!

『やっぱり入らないわねー、朝から何も食べてないから脱水症状のせいかもねー。』

といって、結局肘の裏は諦め、肘の表側ギリギリの変なとこに針刺すことに…。刺し損ねたとこから、内出血して痛々しい有様に。また場所が微妙でこれ肘ついたりできない…。


後でその話を兄(新生児の医師)にしたら
『それ起き上がって腕下に向けたら血管でるよ。』って言われて、まじか!みんな寝たまま刺そうとしてた!
早く知りたかった…。
手術前に無駄に痛い思いをしました。


そして手術には福岡から、兄夫婦プラス姪っ子、母、静岡からお義母さん、そしてだんなさんが付き添ってくれて、手術までの時間を賑やかに過ごしてました。


おかげで寸前まで緊張しなかった。


お昼みんなで食べて、
話してると看護師さんが呼びに来て、
『そろそろ行きましょうか』と言われ、
部屋で術着?に着替える。

緑色のワンピースみたいな形で、肩腕にかけてボタンが付いていて、寝た状態のまま脱がせられるようになっている。


それを着てすぐ手術室向かうことに。
エレベーター前まで旦那さんが来てくれ
そこでお別れ。
『頑張ってくるね!みんなによろしく!』
『いってらっしゃい!』
普通のお別れ挨拶みたいだなーと思いながら、
手術室に向かう。