今週のレッスンでは生徒さんのぐんと伸びる瞬間に立ち会えてとても嬉しかったのでご紹介します。
幼い頃から数に親しみ、一桁の数のたし算や引き算もできるようになった生徒さん。
そろそろ大きな数に取り組みたいと、数字のコインを使って2桁の数の読み方を練習しました。
日本語では、20は「にじゅう」、30は「さんじゅう」なのに10は「いちじゅう」ではなく「じゅう」といいます。
「13」と「31」の数字の区別も幼児にとっては難しいことですね。
2桁の数はそんな混乱しやすいポイントに注意しながら、スモールステップでゆっくりと教室では取り組んでいます。
「10が1こで10、10が2こで20、10が3こで30、10が4こで40…」とコインを使って数えていきます。
そして、「10が5こで…何じゅう?」と聞くと、生徒さんは「50」と答えてくれます。
「10が5こでいくら?」とか「10が5こでいくつ?」ではなくて「10が5こで何じゅう?」と聞くと答えやすいのでおすすめです。
何度かクイズ形式でコインを数えていると、「20」「30」からどんどん進み、「80」や「90」も迷いなく読めるようになりました。
50のコイン1こと10のコイン3こをみて80と答えられるということは、10のかたまりや位、そして1桁の数のたし算の理解が十分にできているということ。
きっと生徒さんの中では2桁の数の理解は準備はできて、コインを数えることがきっかけになったのかなと思います。
できなかったことができるようになる瞬間は見ていてとても楽しいですね。
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