WTAファイナルの青山修子/柴原瑛菜組は決勝トーナメント進出を逃す 男子チャレンジャーの豪州でダニエル太郎が優勝
■女子ツアーで年間のシングルス上位8人、ダブルス上位8組が出場するWTAファイナル(メキシコ)のダブルスに、青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)組が出場した。青山/柴原組はグループリーグ初戦で、D.クラウチク(米国)/D.シュールス(オランダ)組を7-5、6-2で下したが、第2戦はS.ハンター(豪州)/E.メルテンス(ベルギー)組に4-6、2-6で敗れた。最終戦でもN.メリチャーマルチネス(米国)/E.ペレス(豪州)組に6-4、2-6、[6-10]で敗れた。青山/柴原組は1勝2敗の3位でグループリーグを終え、決勝トーナメントに進めなかった。
■男子ツアーのパリ・マスターズ(ATP1000・フランス)シングルスに出場した西岡良仁(ミキハウス)は、予選2回戦(決勝)で綿貫陽介(フリー)を6-4、6-4で下して本戦出場を決めた。本戦1回戦でも、J.トンプソン(豪州)に7-6(5)、4-6、6-2と競り勝った。しかし、2回戦で第5シードのA.ルブレフに4-6、3-6で敗れた。
■男子チャレンジャーの豪州(8万ドル)シングルスで、第3シードのダニエル太郎(エイブル)が優勝した。ダニエルは1回戦で内山靖崇(積水化学)対戦、ここを6-2、2-1からの相手途中棄権で突破すると、2回戦ではL.サビル(豪州)を6-4、6-2で下した。準々決勝では対戦相手で第5シードの望月慎太郎(IMG Academy)が第1セット3-1で途中棄権して、2週連続で4強に進出。準決勝では第2シードのR.ヒジカタ(豪州)に3-6、6-2、7-6(5)と逆転勝ちし、さらに決勝では第6シードのM.ポルマンズ(豪州)を6-2、6-4で下した。ダニエルのチャレンジャー大会優勝は3年ぶり8度目。守屋宏紀(安藤証券)は1回戦で中川直樹(橋本総業ホールディングス)を6-3、7-6(8)で破ったが、2回戦で野口莉央(明治安田生命)に1-6、2-6で敗れた。その野口も、準々決勝でT.コキナキス(豪州)に3-6、6-7(5)で敗れた。高橋悠介(三菱電機)は1回戦敗退。
■ITFワールドツアー女子の豪州(6万ドル)シングルスで、予選から出場した佐藤光(アクロステニスアカデミー)は準々決勝で第3シードの内島萌夏(安藤証券)を6-3、6-2で破るなど3試合を勝ち上がった。しかし、準決勝で豪州選手に6-4、2-6、1-6と逆転負けして決勝進出は逃した。岡村恭香(橋本総業ホールディングス)は準々決勝で豪州選手に6-4,3-6、1-6で敗れた。内藤祐希(亀田製菓)、村松千裕(グラムスリー)、穂積絵莉(日本住宅ローン)は2回戦敗退。秋田史帆(テニスラウンジ)、川口夏実(町田ローンテニスクラブ)、力石優衣(フランチャイズビジネスインキュベーション)、細木咲良(原商)、荒川晴菜(SBCメディカルグループ)、清水綾乃(Club MASA)は1回戦で敗れた。ダブルスでは前週にベスト4止まりだった岡村/清水組が決勝に進んだが、決勝では豪州ペアに0-6、0-6で敗れて準優勝だった。
■デビスカップジュニア(16歳以下)ファイナルが10月30日~11月5日、スペインで開催された。グループリーグA組の日本は、初戦でタイを3-0で下したが、第2戦はカナダに0-3で敗れ、最終戦の米国にも0-3で敗れて、A組3位だった。その結果、日本は9位~16位決定プレーオフに回った。プレーオフ1回戦で日本はモロッコを2-0で破ったが、プレーオフ準決勝ではアルゼンチンに0-2で敗退。11位決定戦ではブラジルを2-1で破って11位となった。決勝ではイタリアを2-1で破ったチェコが優勝した。
■U-15全国選抜ジュニア(中牟田杯)が10月31日~11月5日、福岡市の博多の森競技場で行われた。男子シングルス決勝は、奈良恒輝(グリーンテニスプラザ)が7-5、6-2で駒田瑛人(ラボキッズジュニア)を破り優勝した。女子シングルス決勝では、早坂来麗愛(ウイニングショット)が6-0、6-2で石井心菜(グリーンテニスプラザ)を下して優勝した。男子ダブルスは山内結月(フミヤエース市川テニスアカデミー)/戸邉悠真(吉田記念テニス研修センター)組が、女子ダブルスは五島宇莉/石田実莉(ともに Ai Love All TA 香枦園)組が優勝した。
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