◇ウィンブルドン特集#11

公益財団法人日本テニス協会発行 オフィシャルメールマガジン テニスファン / TENNIS FAN 2023/7/14 ウィンブルドン特集#11

車いすのダブルスで小田凱人、三木拓也組、上地結衣、モンジャニ組が決勝進出

【７月13日 第11日】  車いすテニスはダブルス１回戦を行い、男子の小田凱人、三木拓也組が第２シードのペアに快勝、決勝に進んだ。女子は第１シードの上地結衣、コタツォ・モンジャニ（南アフリカ）組が大谷桃子、朱珍珍（中国）組を逆転で下し、決勝に駒を進めた。ジュニア部門では、女子シングルス準々決勝で第７シードの石井さやかと第８シードの小池愛菜が上位シードに挑んだが、ともに惜敗した。石井は第２シードの米国選手と対戦。強いサーブを持つ相手に食い下がり、２セットともサービスゲームのキープが続いたが、最後にブレークを許した。小池は第１シードと対戦し、第１セットは５－２と先行したが逆転を許した。第２セットは０－４から追いついたが、タイブレークをものにできなかった。同女子ダブルス準々決勝では第３シードの石井、小池組、第５シードの木下晴結、齋藤咲良組ともマッチタイブレークの末に敗れ、４強入りはならなかった。

［車いすテニス男子ダブルス１回戦］  ○三木拓也／小田凱人　6-3,6-4　●ヨアキム・ジェラール（ベルギー）／Ruben Spaargaren（オランダ） ■小田のコメント「ファーストサーブの確率が高かった。ジャパンオープンで組んだ（注／三木とのペアで優勝）ときの感覚も残っていて、やりやすかった。（相手に）流れを持っていかせずにプレーできたのが良かった。ショットの感覚も昨日（シングルス１回戦）より確実に上がっている。決勝が楽しみ。取れるなら（単複）両方取りたい」

［車いすテニス女子ダブルス１回戦］  ○上地結衣／コタツォ・モンジャニ（南アフリカ）　4-6,6-2,6-3　●大谷桃子／朱珍珍（中国） ■上地のコメント「第１セットも悪くはなかったが、相手は二人とも直線的なボールを打ってくるタイプで、アタックされてそれを返すところから（ラリーが）始まった。トップスピンの回転量を多くして、しっかり打っていけば向こうもアタックできない、そこに持っていこうと二人で話し、第２セットから振り切れるようになって（セットが）取れた。彼女（モンジャニ）が走って拾ってくれて、それを見て自分も感化された。彼女が引っ張ってくれた」

（秋山 英宏）

［ジュニア女子シングルス準々決勝］  ○C.Ngounoue（米国） 6-4,7-5 ●石井さやか  ［ジュニア女子シングルス準々決勝］  ○A.Korneeva 7-5,7-6(4) ●小池愛菜  ［ジュニア女子ダブルス準々決勝］  ○T.Evans／A.Hamilton（共に米国） 6-4,4-6,[10-7] ●石井さやか／小池愛菜  ［ジュニア女子ダブルス準々決勝］  ○R.Jamrichova（スロバキア）／F.Urgesi（イタリア） 6-3,4-6,[10-6] ●木下晴結／齋藤咲良

【ウィンブルドン選手権】 開催日：7月3日(月)～16日(日) https://www.wimbledon.com

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