このところ、お菓子作りをしています。
前から、時々自分のブームが来ては、しばらく集中してやり、
やらなくなるとやらないけれど、数ヶ月、数年おいて、またやるという感じで、
トータルでは、まぁまぁお菓子作りをする方かな。
今回は、なぜ始まったかというと、
たまたま、他の本の検索中にこちらの本を見つけて、買ってみたことと、
(この表紙のお菓子がとても美味しそうなのですが、いちごの季節までおあずけです)
アニメの赤毛のアンを見ていて、お菓子が作りたくなった、といった感じです。
赤毛のアンの中ではホームメイドのお菓子がたくさん出てきて、何種類ものお菓子をテーブルに並べてお茶の時間を楽しむ場面など、なんて豊かなのだろうと、憧れてしまいます。
そんなわけで、お菓子作りが始まりました。
ところで、お菓子はどうしても型が必要な場面が出てきて、いくつかもっていますが、
マドレーヌ型はもっていませんでした。
マドレーヌ型ってマドレーヌだけの型で、
マドレーヌばかり、そんなに作るともおもわないし、そのものだけに特化した型はいらないだろうと、思って、
今まで、何度か作る機会があっても、使い捨てカップみたいなものに入れて焼いていました。
上記の志麻さんの本のマドレーヌも、カップケーキ型のが載っています。
以下の話は志麻さんの本とは関係ない話です。
でもふと、
シェル型のマドレーヌが作りたくなって、
「やっぱりこのシェル型のマドレーヌがお菓子の基本でしょう!作ってみたい!」
と、思ってしまったのです。
いいことか、悪いことかはわかりませんが、
前は、すぐ使わなくなるかもしれないものを買うことに凄く慎重だったのですが、
この頃は、ものすごく高いものでなければ、
数回でも使えば買ってもいいかな、と思うようになりました。
手頃な値段で使いやすくてとってもよかったです。
型に何か塗ったりしなくても、ストレスなくするっととれます。
マドレーヌのレシピも、本によって色々あります。
これは私が発明したものではありませんが、
お菓子の基本みたいなレシピなので、公表して大丈夫かな?
卵 1個(50g)
バター 50g
砂糖 50g
薄力粉 50g
フランス語で“4つの1/4”という意味の
カトルカールという名前で、
4つの材料がすべて同じ量というのが覚えやすいレシピです。
この量だと先程のマドレーヌ型でちょうどぴったり焼けます。
【作り方】
ボウルにバターを入れて室温で柔らかくしたら、砂糖を入れて泡立て器ですり混ぜ、溶いた卵を少しずつ加え泡立て器でまぜ、薄力粉をふるい入れて、ヘラなどでざっくりまぜ、型に入れて、180度に余熱したオーブンで15分やく。
すごく簡単です。
ところが、
マドレーヌは、お菓子作りを始める頃まず作るようなものだと思うのですが、
子供の頃は、このバターを室温で柔らかくする時間を待つことができず、まだかたいうちに泡立て器で混ぜ始めるので、なかなか上手くいかず、忌々しい記憶とともに、めんどくさいもの、と敬遠するようになったものです。
今はバターが柔らかくなるのを待つことが出来るし、意外と、すぐに柔らかくなることも知っています。
12個だとあっという間にたべてしまうので、
卵を2個にして、他も全部2倍にして、2回焼くとたくさんできます。
2回焼くのは時間がかかりますが、マドレーヌは焼き時間が15分くらいなのが、また手軽です。
たくさん焼くなら、この型が2枚あると一番いいですが、うちのオーブンには2枚は入らないので、どのみちだめです。
この材料で(卵2個の量)、パウンド型にいれれば、パウンドケーキ(バターケーキ)になって、そちらの方が簡単といえば簡単です(マドレーヌ型に入れるより、ザバッと入れられるし、1度にたくさん焼ける)。
とはいえ、うちの場合だと、パウンドケーキだと焼き時間が4、50分かかり、途中でアルミ箔で上を覆うとか、それはそれなりの手間もかかります。
今は、この可愛い見た目と、ぱくっと手軽に食べられるサイズ、の為に労力をかけることの方が苦にならない気分です。
そして、同じ材料・分量とはいえ、
薄く両面に焼き目が入ることで味も少し違うので、
マドレーヌ型、買ってよかったです。