『雨のち晴れ』から始まる | ヒデBLO

ヒデBLO

劇団【夜明けの佐藤】主宰の佐藤秀幸です。
明るく楽しく熱くがモットーの俳優です!

一週間かけて書けました。
『雨のち晴れ』ブログ、まとめです。

10月3日から7日まで行われた舞台『雨のち晴れ』無事に終幕いたしました。
このメンバー全員で最高なチームワークで作った最高な作品でした!
photo:07


7月の終わりの顔合わせから2ヶ月間稽古を行ってきました。残り2週間は休みも無しでほぼ朝から晩まで一緒にいた状態。
嫌にもならずに頑張ってこれたのは全員がそれぞれのポジションを全うして全員が全員を好きだったからだと感じます。
単なる仲良しクラブでも無く、嫌な事も辛い事もあった。
辛い事も越えて来たからこその絆が仲の良さになりパワーになりました。

マジで最高な仲間です。
photo:08


朝の朝礼から俺を泣かそうとするみんな。

今回、主演という重圧に潰されそうにもなったし、悩んで悩んで辛くてかなり苦しい時もあり逃げてやろうかとも思いました。

でも見守ってくれる、みなみ、正一さん、暁兒さん、宮さん、イノ、カズ、翼、鳥羽ちゃん、スーちゃん、林さん、菱田さん、佐瀬さん、山田さん、やまとさん、見崎さん、そして演出の太朗さんとプロデューサーの荒さん、協力して下さった方々、大好きなみんながいてくれたからやり切る事が出来たんです。


俺は幸せです。だからこそ、ここで止まることなんてしちゃダメでどんどん先に進む事がみんなへ些細な恩返しかなと思ってます。
『ヒデが出来るんなら、俺だって、私だって!』と思ってもらえる様にやっていこうと思います。
多分みんなが、そう思っている。みんなが『雨のち晴れ』をスタートにしてそれぞれの道でみんなを刺激するように。

すげー家族になりました。


大好きな妹の晴美役の大縄みなみちゃん
photo:03


良い写真だ⁉
今回この兄妹の物語で、プレッシャーもかなりあった。初めて会ったの7月で『頑張ろうね!』なんて軽く挨拶したけど、顔合わせや稽古が進むに連れてプレッシャーもあり俺同様に凄い悩んだよな?
でも何時の間にか完全それを払拭して、イキイキとした表情とどこまでバカなんだと思うくらいの悪ガキの顔してきた時からパワーを発揮しちゃって、この物語でのクライマックスの晴美との最後のお別れシーンは晴美が乗り移っていた。
晴美の顔で小さい身体からダメ兄貴を包む晴美の想いが凄く伝わってきた。
そんな姿を魅せられたら、そりゃあ兄貴同様で俺だって『やっぱり行くな』って言っちゃうよ‼
あの瞬間、あの瞬間に舞台に立ってる俺しかわからないだろうが、最高だぞ。まあお前は俺の泣き顔を観てブサイクと笑ってたんだろーがっ!
普段も明るくてイタズラ好きで俺を馬鹿にしてばかり。
いいかげんムカつくからコイツにイタズラを仕返して、少しムッとさせると玉子の国から来た玉ちゃんみたいな顔にさせるのが凄く楽しかった。
photo:05


ψ(`∇´)ψ テカテカしてる~、朝一はもっと光を反射する。

でもね。本当にダメでダメでダメな兄貴を支えてくれた。凄く凄く凄く可愛い妹でした。一緒に苦戦した事もそれがあったから出来た俺らにしか出来ない大塚兄妹だったな。
おでこじゃなくて、晴美として輝いた瞬間本当に可愛かったな。
『晴美~っ!ありがとな。』


大好きな先輩の上野さん役の赤沼正一さん。
photo:04


良い写真だなぁ~。
いや~役柄同様先輩後輩として正一さんにはかなりお世話になりました。
ずっと一緒にいて正一さんの芝居への想いを感じて、ずっといろんな話しして正一さんが経験した楽しい話や悲しい話やバカな話を聞いて、ずっと酒飲んでたまにウザイくらいのテンションでアホになって、また電車で意外とマジメな話したり、朝からあまりお腹空いてなくてもカップラーメン食べたり稽古開始3時間前まで遊んでたりとか。
演出家の太朗さんとは違うポジションで僕の全部を観てくれた最高の先輩です!
二人きりのシーン。いつもドキドキしていました。一番悩む時にいつもタイミングよくきてくれる先輩は、野球部時代のバッテリー同様にピンチに必ず現れる。
投げる一方の僕のボールを受けてくれて本当に嬉しかったです。本当にバッテリーに感じました。
先輩役は、正一さんしかありえなかった。
いろんな時間を共有出来た正一さんの前だから、恥ずかしくも涙が止まらない日がありました。だけど、それだって正一さんが暖かく見守ってくれたから、先輩として存在していてくれたから、溜まっていたものとか全て出てしまった東西線ナイト。
また飲みに行きましょうね。アカヌマナイト!俺は主将ですよ。


宿敵、神田役の天野暁兒さん
photo:06


素敵な写真だなぁ。自称ハンサム。
暁兒さん!
暁兒さんが戦ってくれたから、暁兒さんが守ってくれたから、暁兒さんがいてくれたから出来た事がたくさんあるんです。
稽古終わって、暁兒さんから受ける大塚兄妹ミーティングが本当に勇気づけられました。僕とみなみは完全生徒でしたよ。宿敵である神田から教えを乞う大塚兄妹という画はストーリーを知ってる人が観たら面白い画なんでしょうね。
でも、あれがあったからチャレンジも出来たし修復が出来ました。
時間や試合に臨む雰囲気作りでみんなを刺激してくれる。
で、芝居始まって敵役になった時はビビるくらい迫力がある。
だけど、スゲー優しい。
なんだよっ!

ズルいっす。

暁兒さんが、今後の僕へ言ってくれた事、大事に大事に大事にします!
ありがとうございました!暁兒さんモテそうだから一緒に六本木行きましょうね!でも稽古後半とかから急に殴ってきましたが、あれやめて下さいね!ビックリするから。殴るなら最初から♪


心の同志、五反田役の宮平守浩さん
photo:09


僕の役の大塚陽介は宮さん演じる五反田さんに自分を似せてたというかこの人は違うと感じていました。
劇中同様、僕も宮さんと話しをする時は本当の兄の所へ行くように悩んだりふざけたり何かをもらいに行きました。スゲー熱い兄貴で宮さんの生き様に教わる事がありました。
マネしよう。
あの眼差し。目の奥で燃えたぎる熱い気持ち。
マネしよう。
だけど、僕が言うのも何ですが、カッコいいのに天然です。意外とダサい。

でもそこがズルいくらいにまた魅力的なんですけどね。
ズルっ!ズルっ!
みなみと宮さんが組む佐藤秀幸をからかいイジメてやろうの会では、基本僕をイジメる事ばかりですが、それが生き甲斐って言うのならねぇ、またイジメられてあげますよ。
最高な兄貴です。
本当にありがとうございました。
この関係これからもずっとっすよ!
だぁ~ってろよ!


よってけ屋3バカトリオの左から、治役の海江田翼、信一役の井上貴博、品川役の本田和大
photo:10


治役の翼は、初舞台でした。でもコイツを観てると初舞台なんて言葉はこの世にいらないんじゃないかと想う。関係ないんだね。必死にやろうとする姿勢と自分を出すという事があればどんな場所に行ってもやれるという事を最年少の翼から教わりました。
お前は面白い奴だよね!翼が考えるポイントと考え方が凄く独特で好きでした。陽介と治は一見交わりそうにないタイプだが、何故か馬が合う。というくらいいっつも俺の側でバカな事ばかりして。
でもそれも舞台限りでなく、今後もずっとやり続けるぞ俺とお前は。
楽しかったよ。ありがとな!

信一役のイノは、もう8年一緒にいる仲です。何も言わなくても何かわかる感じです。苦戦して苦戦してるのも感じました。
だけど、今回この舞台僕がやり切れたのはこの座組の中にイノがいてくれたという事が大きいんです。
甘えるなという意見もありますが、甘えだろうが何だろうがそれ以上に同志がいる事が自分にとってはパワーになるし気合いも入る。
一緒に苦戦して良かった。ウチらはこの経験を必ず今後に活かそう。
やるぞ!We are ROCKETS!


品川役のカズは、初めてですね。年下で尊敬という言葉を使うべきかなと思うくらいの姿勢をみせてくれたのは。
マジでマジでマジで良い奴で、マジでマジでマジでマジで真面目で、とっても可愛い奴です。
結婚式の二次会でたまたまノリの良い奴と出会った!そんな縁で誘った舞台。変な縁ではなく、大きな縁だと凄く感じました。
この座組で生まれたアカヌマナイトなる飲み会の皆勤は俺とカズだけだもんな!それも凄い根性だぜ!
カズはこの先も突っ走ってドンドン行くんだろうが、そんな奴なんだから佐藤秀幸をからかいイジメてやろうの会が発生したからって強い側にすぐ付くのはやめろ‼バカ!
本当にありがとう!よってけ屋で俺を支えてくれたのは品川だよ。


子ぎつねヘレン役の鳥羽まなみ
photo:11


主題歌
笑って心開いたら
あなたの事好きになった
一巡り太陽の下で
深い眠りから覚めたら
もう少し素直に生きたいよ
だってあなたに会いたいから


大好きな上野夫婦の素敵な?奥さんの上野雅美役の田中香子さん
photo:12


スーちゃんには全てを見透かされています。役柄でも本人としても見透かされた上で『それで本当に良いの?』と聞かれている感じが僕の暴走のたずなをしめる様で大人的にコントロールしてくれました。
またまた甘えるなと思われるかもしれませんが、思い切って甘えさせてくれるからこそ甘えさせてもらいました!
でもスーちゃんも雨のち晴れ大人チームの例外なく遊びモードのパワーも凄いし、佐藤秀幸をからかいイジメてやろうの会では主犯ではないのに主犯以上のダメージを与える一言を的確に言ってくるんです。
空気が読めて、しっかりとした実力も考え方もある。だけど遊ぶ時は思いっきり遊ぶ。
正直、こんなバカな大人たちに僕も成りたいですよ。
でも今考えると、楽屋でふざけてた事も僕をただ楽にさせる為の計算だったんだろーなと考えると非常に悔しいっすよ♪スゲーよ。
本当にありがとうございました。


一人二役⁉秋葉智子役の鳥羽まなみちゃん
photo:11


あのね~!鳥羽ちゃんが稽古場でピョンピョン跳ねるからキツネにしか見えなかったんだからな!
キツネ語教えろよ!
でも本当に鳥羽ちゃんがいてくれたから凄く楽しい雰囲気を作れました。何かあったら鳥羽ちゃんをからかえばいい的な?それでも負けずに攻めてくる所が凄く楽しかった。
流れを変える強いパワーを持ってる。
『う、うまい⁉』と声に出てしまったのはあなたが初めて。そういうプレーヤーは使い側にとったらどれだけ心強いんだろうな。『ウチには鳥羽がいる』
あなたの様に人と芝居に愛される人になれるように頑張りたいとあなたを観て思ってしまいました。
いろいろありがとうね。


photo:07


そして、集合写真の僕とみなみの隣にいる演出家の荒木太朗とプロデューサーの荒和彦さん。

太朗さんに関しては、同じグループ(TEAM the ROCKETS)で身内なんでそうは書きません。
だけど、いつもは出演者兼としてTEAM the ROCKETSの舞台に出ているだけに今回は演出家オンリーとして、かなり太朗さんが決断をしているのを感じました。
稽古序盤の僕の反省は、身内だからいつもの舞台感覚で太朗さんを身内目線で見てたこと。甘かったなぁ。大甘です。それマズイと気付いた時から思った事は、僕だけが出来るのはこの人の計算内にいていかに計算外になれるか。そこだけ狙いじゃないですが、一線を引いたとしてもそれでも知ってる僕が良い意味で計算外だったらという事です。
まあこれだけ一緒にいた人だから結局計算内だったかもしれません。が、一つの目標としたらこの人の計算外にならなきゃ今後なんてないという気がします。それをみんなを観て、そう感じました。
やるぞ!We are ROCKETS!


最後にプロデューサーであり、この座組の父である荒和彦さん。
正直この舞台で僕を主役にと聞いた時は、
えっ? Σ(・□・;)??????
ハテナマークでいっぱいでした。
今でも理由なんてよくわからないし、毎日一緒にご飯を食べながら荒さんには最後まで『お前は下手だなぁ。』としか言われませんでした。
でも、間違いなくこの舞台に取り組んで良かったと思うし、いろんな事を学ぶ事も出来ました。
公演もこんなに公演の事、役の事、みんなの事に集中出来た舞台なんてないと思いました。
賛否があるのはわかります。
だけど、このファミリーで作った舞台『雨のち晴れ』は何事にも変えられない唯一無二の暖かい舞台だったと感じます!本当に雨ばかりだったし。凄い舞台!
荒さん本当にありがとうございました!

さあさあみんなのNEXTはもう始まっていて、本当にこの舞台が評価されるのは僕らの今後の活躍があってだと思っています。

だからこそ何が何でも頑張ってやるんだ。
それは、楽しい想いも良い想いも苦しい想いも悔しい想いも全て味わった『雨のち晴れ』が、ただただ好きだからです。
この想い次に必ず活かします。


本当にみなさんありがとうございました。

火曜日は、プレイ☆シアターです!



ひで


iPhoneからの投稿