「きょうのキラ君」
日本作品
TOHOシネマズ与次郎 10:40 ★★☆☆☆

 

原作を端折っているし、キャラクターの設定も変えている等悪い面が目立つ格好になっているなという印象です。

 

このシーン撮りたいという部分を集めて繋いでいるだけに終始した感じですので、ストーリーがおざなりになってます。

せっかく旬の若手が頑張っているのですが、脚本と演出が台無しにしたかなという感じです。
 

 

 

 

「SUFFRAGETTE」
イギリス作品
天文館シネマパラダイス 13:30 ★★★☆☆

 

主人公のモードは架空の人物ながら、モードが行った映画で描かれたエピソードの多くは、メリル・ストリープ演じる実在の活動家エメリン・パンクハーストが実際に行っていたものですね。
ですが劇中では、エメリンは出番も少ないしさらっとしか触れてないので違和感があります。
なんだか各所に配慮しているのかなという印象です。

 

ラストも字幕とナレーションで締めているので、盛り上がりに欠けるし暗いエンディングになっています。
しかしながら、現在わたしたちが当たり前のものとして享受しているものを得るために、さまざまなもの、あるいは人生を犠牲にしてたくさんの女性たちが戦ったのだな、と100年前に生きた女性たちに思いをはせることはできます。

 

 

 

 

「MAGGIE'S PLAN」
アメリカ作品
天文館シネマパラダイス 16:25 ★★☆☆☆

 

主要キャラクターが自分勝手な人ばかりで、誰にも共感できないという設定に難ありかなという感じです。
コメディだからといって突飛なキャラクターばかりつぎ込んでもダメという見本かな。

 

軸になるキャラクターがぶれていくから展開も迷走するし、内面的成長とかセリフの裏にある意味とか、そういうものも一切ないので、雰囲気だけを楽しむのが正解かな。
 


 

 

「A HOLOGRAM FOR THE KING」
アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス作品
天文館シネマパラダイス 18:55 ★★★☆☆

 

久しぶりにトム・ハンクスの困り顔を堪能できる作品です。
サウジアラビアの初めて見る異文化とユーモラスな登場人物が絶妙に絡んで途中まで楽しく観られます。
しかし後半からは、何故か謎の恋愛映画タッチになるし、だんだん暴走する演出が観客置いてけぼりだし、尻すぼみになっていくので残念だなという印象です。

 

内容としても分かり易いものの、伝えたいメッセージが薄いし、また伏線や細かいところに疑問が残る作品かなという感じです。