九月二十八日。
会社に出勤して普通にいつもだった。
昼に会社の若い子が弁当箱をひっくり返して、自分にキレてた。
少し気持ち悪い声出してて笑えた。
昼休憩が後少しのトコロで妻から電話。
一気にパニクり会社を早退して西条の病院へ。
婆ちゃんが集中治療室へ入った。
なんか頭がモワンモワンした。
嫌だった。
着いたら妻に連絡。
うちのオカンと買い物中。
力が抜けた。
大丈夫なのかと聞いたら病院に一旦帰ってくれと言われたらしく、すげーふにおちなかった。
買い物して家に帰って妻はオカンを広に送りに行った。
三時半に携帯が鳴った。
親戚のおばちゃんからで、おばちゃんもオカンと妻とハルタと居たけど病院が帰ってくれと言うから帰ってた。
電車とバスを乗りついで、やっと家に着いたおばちゃんに婆ちゃんの容体が急変した連絡が入った。
オカンに連絡したけど出んから俺に連絡したらしくまたまたテンパり妻とハルタとまた出かける準備を始める。
四時にまたおばちゃんから連絡があって、今どこ?と聞かれたけどまだ家だった。
病院に、もう駄目だと言われたらしく慌てて家を出た。
道が混んでて五時過ぎて病院に着いた。
受付で聞いたら五階の詰所で聞いてくれと言われたから五階にあがって詰所に行ったら、あっけらかんと亡くなられたましたよと言われた。
地下の部屋に案内され小さくなった婆ちゃんが寝てた。
白い布が覆ってた。
なんか事務的に矢継ぎ早に説明し婆ちゃんの入れ歯が無くなってると言いながら、婆ちゃんの顎をカクカクさせた看護師さんにめっちゃ腹が立った。
説明やら振る舞いに死んだ人への敬意が感じられずめっちゃ腹が立った。
人生の最後をここで逝った婆ちゃん。
家族に看取られなかった婆ちゃん。
後悔した。
悲しかった。
今だに一旦帰ってくれと言われたのはふにおちない。
浅はかだった。
そっからはバタバタしてあんま覚えてない。
通夜も葬式もバタバタした。
ハルタがジッとしてくれなかった。
それが凄く救われた。
十月一日。
婆ちゃんが家に帰って来た。
二年間、病院で過ごした婆ちゃん。
太っちょだったのに痩せこけた婆ちゃん。
もう誰が誰ともわからず喋る事がなくなって寝たきりになった婆ちゃん。
家に帰りたがってた婆ちゃん。
おかえり。
爺ちゃんに会えましたか?
俺はやっと今泣いてます。
今まで本当にありがとう。
俺、頑張るよ。
ハルタを抱っこさせたかったな。
思い描くよ。
婆ちゃんと爺ちゃんが笑いあってるトコロ。
仲良くね。
ほな、またね。