以前、私の友人とその娘さん、私と娘の4人で会ったことがありました。

友人の娘さんは、うちの娘より2歳年上です。

そこで私は娘に、

「私の友人のことは『이모(イモ)』、

お姉さんのことは『언니(オンニ)』と呼んでね」と言いました。

すると娘は不思議そうな顔をして、

「本当の叔母さんでもお姉さんでもないのに、どうしてそう呼ぶの?」

と聞いてきたんですびっくり

私は思わず、

「日本で育った娘らしい素直な反応だな」と思いました。

確かに日本語の感覚だと不思議ですよねニコニコ

 

実は韓国では、

血縁関係がなくても親しい年上の女性を「언니」

母親の親しい友人などを「이모」と呼ぶ習慣があります。

 

つまり、「언니」は本当のお姉さんだけを指す言葉ではないんです。

女性が自分より年上の親しい女性を親しみを込めて呼ぶときにも

広く使われます。
 

例えば、

・実の姉 → 언니(オンニ)

・親しい年上の女性 → 언니(オンニ)

・学校や職場、近所の仲の良い先輩 → 언니(オンニ)

 

日本語では親しくなっても

名前に「〜さん」や「〜ちゃん」を付けて呼ぶことが多いですが、

韓国では年齢や上下関係、そして「親密さ」を大切にする文化があります。 

そのため、名前よりも関係性を表す呼び方(呼称)を使うことが

圧倒的に多いのです。

 

ちなみに、この文化は女性同士だけに限りませんびっくりマーク

男性が年上の男性を呼ぶときは「형(ヒョン)」、

女性が年上の男性を呼ぶときは「오빠(オッパ)」、

男性が年上の女性を呼ぶときは「누나(ヌナ)」を使います。

これらもすべて、実の兄姉だけでなく、

親しい先輩や知人に対して日常的に使われています。

 

韓国語の呼び方は、単なる家族間の呼称ではなく、

「あなたと私はこれくらい心の距離が近いですよ」

という親密さを表すバロメーターでもあるんですね。

韓国ドラマで「언니〜!」と呼んでいても、本当の姉妹とは限りません。

実は仲の良い友達や先輩、近所のお姉さんということもよくあります。

 

次に韓国ドラマで「언니〜!」と聞こえたら、

本当のお姉さんなのか、それとも親しい年上の女性なのか、 

二人の関係性にぜひ注目してみてくださいねニコニコ

 

 

韓国ドラマを見ていて、「あれ?」と思ったことはありませんか?

風邪をひいた相手に「薬を飲んでね」というシーン。

実は韓国語では、

**「약을 마시다(薬を飲む)」ではなく

「약을 먹다(薬を食べる)」**と言うんです💊

「えっ?薬を食べるの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか?

 

韓国語では、液体・錠剤・粉薬にかかわらず

基本的に**「먹다(モクタ=食べる)」**を使います。

これは、薬を単なる飲み物としてではなく、

「体に取り入れるもの」という感覚が強いため

「食べる」にあたる「먹다/モクタ」を使うんですね。

 

ちなみに、この考え方は薬だけではありません。

スープやチゲにも「먹다(食べる)」を使います。

 

薬を飲む→약을 먹다 (ヤグル モクタ)

スープを飲む→국을 먹다(クグル モクタ)

 

つまり、韓国語の「먹다」は、日本語の「食べる」よりも

ずっと広い意味を持ってるんです。

さらに面白いことに、水やコーヒー、お酒などは

「飲む(마시다/マシダ)」も「食べる(먹다/モクタ)」も使うことができます。

 

・水を飲む→물을 마시다(ムル マシダ)/ 물을 먹다(ムル モクタ)

・コーヒーを飲む→커피를 마시다(コピル マシダ)/커피를 먹다(コピル モクタ)

   「コーヒー飲みに行こう→커피 먹으러 가자 (コピ モグロ カジャ)」

・お酒を飲む→술을 마시다(スル マシダ)/술을 먹다(スル モクタ)

 

もちろん「飲む(마시다/マシダ)」のほうが基本的な表現ですが、

日常会話では「먹다/モクタ」もよく使われます。

 

言葉の使い方の違いって
その国の感覚や文化が少し見える気がして面白いですね。

韓国語は「形」よりも「体に取り入れる行為」に注目しているのかもしれません。

次にドラマで「약 먹어(薬飲んでね)」と聞こえたら、

きっと今までとは違って聞こえるはずですニコニコ

 

 

 

韓国ドラマやYouTubeを見ていると

よく耳にするけど、なかなか自分では使えない、

そんなリアクション表現、ありませんか?

 

今日は、教科書にはあまり載っていないけれど、

韓国人が日常で無意識に使ってしまうリアクション表現を3つご紹介します。

ニュアンスも一緒に覚えておくと会話がぐっと自然になりますので、

ぜひ覚えて使ってみてくださいねニコニコ

 

★헐 (ホル) 

「えっ?」「マジで!」「信じられない!」

 

驚いたときやあきれたとき、ショックを受けたときに思わず口から出るひと言です。

日本語の「えっ?!」に近い感覚ですが、

ポジティブな驚きにも、ネガティブな驚きにも使えます。

ドラマでも日常会話でもよく出てくる万能リアクションです。

 

―予想外のニュースを聞いたとき

    「헐 진짜? (えっ、マジで?)」

―信じられないミスをしたとき

   「헐 어떡해...(うわ、どうしよう...)」

 

 

★대박(テバク)

 

「すごい!」「やばい!」「めっちゃすごい!」

もともとは「大当たり・大ヒット」を意味する言葉ですが、

現在は「すごい!」という感動を表すときに欠かせない表現です。

 

―美味しいものを食べたとき

 「와 이 음식 진짜 대박이다!(この料理、マジでやばい!)」

―友達から嬉しい知らせを聞いたとき

 「대박! 축하해! (すごい!おめでとう)」

 

 

★어머/ 어머나 (オモ/オモナ)

「あら!」「まあ!」「キャー!」

 

主に女性がよく使う感嘆詞で、

驚いたときや感動したときに使う

「まあ!」「あら!」のような表現です。

「어머나」のほうが「어머」より少し驚きや感情が強く表現されることが多いです。

韓国ドラマでもお母さんキャラがよく言っているあのセリフです。

 

―「어머! 휴대폰을 집에 두고 왔네. 

 (あら!携帯を家に忘れてきちゃった。)」

―「어머나! 그 사람이 네 친아버지라고?びっくり

 (まあ!あの人があなたの実のお父さんだって?)」

 

今回紹介した3つの表現、ドラマやYouTubeを見ながら

「あ、これだ!」と気づいた瞬間から急に耳に入ってくるようになりますよ。

ぜひ積極的に使ってみてくださいねニコニコ

 

韓国で食べたミナリサムギョプサルです

 

 

3月、子供の春休みに韓国に行ってきましたニコニコ

久しぶりの韓国、やっぱり楽しかったです。

 

韓国に行くとよく聞くのが、

『밥 먹었어요?』(ご飯食べましたか?)という表現です。

直訳すると『ご飯食べましたか?』ですが、

実は日本語のように食事のことを聞いているとは限りません。

韓国ではこの言葉、

『元気?』『ちゃんと過ごしてる?』というような

軽い挨拶として使われることも多いですニコニコ

日本語だと『お元気ですか?』『最近どうですか?』に近いニュアンスですね。

 

最初は『どうしていきなりご飯の話?』、『食事に誘っているのかな?』と

戸惑うかもしれませんが、韓国では食べることがとても大切にされているからこそ

こうしたあいさつが使われるようになったのです。

 

実際に韓国では、家族や友人同士でも『ちゃんと食べてる?』と

気にかける場面がよくあります。

ご飯を食べるくらいの余裕があって良かったとほっとしたり、

食べられないほど忙しかったと聞いたら心配になるんですね。

体調や生活の様子を気遣う気持ちが【ご飯】という言葉に込められているのが

面白いところです。

 

最近は『モッパン(먹방)』と呼ばれる食事の動画も人気で

食べることそのものが一つの文化として楽しまれています。

こうした背景を知ると『밥 먹었어요?』という一言も

より温かく感じられる気がします。

 

韓国語を勉強している方は、この言葉の意味だけでなく
その奥に込められた【思いやり】もぜひ一緒に感じてみてくださいねニコニコ