今日、午後2時過ぎ。


高速道路に乗ろうとして

沿道に入った瞬間、

車の右側、隣の車線に

「布っぽいもの、落ちてる⁈」

と思ったら


子猫だった。


すぐに傍に寄せて

降りたら

他にも2台、

止まってくれていた。


そのうちの1台は

後続車から子猫を庇うような位置に

止まってくれて。


もう1台からは

男性が降りてきて

子猫を拾い上げてくれていた。


私は常備しているペットシーツを持って

そこへ。


「引き取れますか?」

その男性に尋ねると

「いや、猫アレルギーなので…」


それなのに、拾いに出てきてくれた

優しい人だった。


では、私が、と引き取って

もう1台の運転手さんにも、

子猫を見せて


私の車の助手席の家族の

膝の上に。




ニャーウニャーウ動いて、

足も突っ張って、

鳴いていた。


急いでかかりつけ医の病院に電話して

高速入り口の手前、

まだ大丈夫な地点だったから

少しバックして元の道へ。





あまり、外傷は無さそうだったけど

鼻血が少し…?


倒れていたくらいだから

車と接触したのは

間違いなさそう。


まだ目も青い

つまり

生後間もない

のに、

何故あんな道路の真ん中に?


他にも兄弟子猫がいるのか?


とにかく、回れ右して

病院へ。



「お前、ラッキーだな、

病院もうすぐだよ。


名前、ラッキーにしよう!」



…でも



ダメだった…



病院までの道のりの

半分くらいまで来たところで


「アオ〜〜〜ン!

アオオ〜〜ン!」(みたいに)

鳴いて

グッタリ…


それまでは

足もバタバタしていたのに。


え〜、ちょっと待って!

「あと少しだから、

頑張って!」


と、言いながら

願いながら、駆けつけて

駐車場から

先に家族に降りてもらって


先生も昼休み中でも

出てきてくれたけど



「もう心臓が止まってしまっています…」


とのことだった。





まだ、こんなに

幼いのに





生まれたばかりでしょう?





ラッキー、

出逢えたのに





すぐに病院に駆け込めたのに





うちの保護っコの

仲間入りするはずだったのに

ラッキー!





助けてあげたかった





道路にいたのは何故か

交通事故に遭ってしまったのは

どうしてか

分からないけれども


せめて

後から来た車にさらに潰されてしまうことはなくて

よかった

くらいしか

言えないけれども





ラッキーが

幸せな暮らしを

送れるようにしてあげたかった



「その辺にいた、猫でしょう?」

「たかが猫でしょう?」

と言う人がいるかもしれない。


その、その辺にいる猫くらい

たかが、の猫くらい

全部幸せにしてやることも

出来ないの、ニンゲンは。



交通事故なんて、

ドライバーみんなが

気をつけて、丁寧に、親切に

スピード出さずに譲り合い、

大事に運転すれば

かなりの数の事故が未然に防げるはず、よ。



私が

こういう出来事を呼んでいるのではないと思う。


街を歩く時、

車に乗っている時、

周りをよく見ているだけ。


落ちているものが何か、

気をつけて見ているだけ。


気をつけていれば

見えること、だと思う。



世の中の人たちに

交通事故起こさないよう、気をつけて

とか

お外の猫たちのこと

何とか出来るよう、動きましょう

とか


何か

言いたいこと

世間に訴えかけたいことは

山のようにあるのだけど、


今日の夜は、

涙で…頭もまとまらない

うまい言葉、出てこない



ラッキー、

生まれ変わるとしたら

「野良猫」はダメだからね。

幸せになる存在でないと。


違うカタチで

また会おうね。


その世で

待っていてくれても良いよ。


拾い上げてくれたおじさんは

アレルギーなのに

抱き上げてくれて

優しい人がいたこと知ったのは

心温まるけれど


あなたがさらに轢かれないよう

自分の車を盾にしてくれた

お兄さんも優しかったね


ラッキー

カミサマにも

うんと

可愛がってもらうのだよ。


(= ;;; x ;;;=)