昨日、起きたことだけど

あまりにショックで、

どうやって書いたら良いか分からなかったので、

昨日はとりあえず譲渡会の報告のみ。



何というか、

結論は


車を運転する人は

スピードの出し過ぎ

しないでください


という話かな…



昨日、譲渡会を無事に終えて

とりあえずミンニャン(保護っコ)たちを

家に戻して

車を駐車場に置きに行って

コンビニで自分の夕飯を買って

歩いて帰る途中、



このコに会った。


あれぇ、お耳、スコちゃん

(スコティッシュ・フォールド)

なの?


それ以外は

どう見ても

いわゆる「野良」ちゃんだよね。


以前、スコ・ファミリーがいる公園の

TNRしたことあるな。

この場所から近くはないけど

まあ、遠くもない。



お顔に海苔(ノリ)が⁈




その日一日の所業を終えて

帰宅途中なものだから

フードや洗濯ネットなど、

何も持っていなかった。


距離は保つけど、

逃げては行かない。



何となく

あ、これは保護してあげないと

いけないコ?

私が保護することになるコ?

という気がした。



見ていたら、どこかに行こうとしている。




あれ、どこに行こうとしてるの?


後ろ姿、牛のようなブチくん、だねぇ。

ノリブチくんだ。




で、

まさか…と

思ったら、

かなり交通量のある

幹線道路を渡ろうとしている。



えー??

ちょっと、やめて!


私がいるところには

ガードレールがあって、

先回りして

道路を渡らないようにするのは

難しい場所だった。


いや、でもこんなにたくさん

車が走っている

上り二車線、下り二車線の四車線、

まさか飛び出して行かないよね?


私が後ろから追いかけたら

驚いてもっと走っちゃうよね…

どうしよう


と思っていたら、ブチくん

見計らって

手前の二車線は

うまくすり抜けて

渡って行ってしまった。


けれど、

向こう側の反対方向からの車を

避けきれず、

あ、と思ったら


…撥ねられて。


うずくまってる、

ちょっと待って、

「やーだー!!」とか何か叫んで、

車を止めようと私も道路に

一歩出たか出ないかの時に

間髪入れず来た

2台目にも

撥ねられてしまった。


「ダメー!!!!」

とか何とか叫んだと思う。


手前の二車線の車やトラックは止まってくれた。


もう、躊躇せず、

ブチくんを拾いに走って、

向こう側の二車線も止まってくれたので

拾って反対側の歩道へ。


そこから

あまりよく覚えていないけれど、

とにかく、ブチくんを抱えて、

明るい照明のある店舗の窓の下で

必死に携帯で、

多分パニくっていて、

片手でブチくん支えながら

うまく携帯も操作出来ず、

メモとる筆記具もなく、

かかりつけの獣医さんの番号やら

救急で診てくれるところや、

近くのボランティア仲間さんやらの

番号にかけたけど、

19:00過ぎ、

病院はどこも終了した後の

時間。


ブチくん、

血を吐いて、

ケホンケホンしているのか、

もがいていた感じだった。


でも、抵抗して逃げ出すほどは

動けない。



一軒、まだ利用したことはない

新しく出来た病院の先生が

救急で診てくれる、

けれど

近くに居ないから30分ほどかかるが

良いかと言われたけど、

もう、ほかは通じないから

待つと伝えて、

向かってもらった。


待ち時間あるので、

歩いてその病院の前に移動。



ブチくん、

すごく重たいじゃないか。


後で見たら未去勢。

この辺りのボスくんだったのかね。

あの道路、渡り切れる自信あったの?


キミの子孫はたくさんいるのかね。


TNRもしないといけないね。


先生、来てくれると言うから、

それまで頑張ってよ!


病院まで歩いて、

待つ間、座って、

家族や譲渡会手伝ってくれた里親さんに

LINEとかして…

かかりつけの先生も、留守電聞いて

電話くれて、

でも、もう向かってくれている先生を待つ、と。


そして…

ブチくん、

先生来てくれるというのだから、

頑張って!

助かろうよ。

そのままうちに来ればよいよ、

頑張ってよ!

と言いながら

でも、何だかもう…


動いてない…

かな、


ダメなのかな…



先生の車が到着したら、

泣きそうになったけど、

泣いたら止まらなくなりそうで、

我慢した。


一方で、

仕方ないことばかりだと思う冷静な自分もいて、

でもその両極端で

何だかよく分からない。



先生、急いで来てくれて




聴診器をあてて

「ん〜、反応無さそうですね…」て。


「念のため心電図も見てみましょう」と

奥の部屋に私も通してくれた。



やはり、

反応なかった。



「車とぶつかった衝撃で

肺をやられたりすると

呼吸が出来なくなって

結果、窒息してしまうというような

こともあります」


ということだった。


2度も車に撥ねられて

潰されなかったのが

奇跡的かもしれない。


道路に

既にペチャンコ、というコ、

見かけたりするものね。

拾える時はペットシーツ使って

なるべく出来るだけ、拾うけど。


ノリブチくん

私の手の中で息を引き取った、

ということになるのか…



先生は良い人で

「お顔の血は拭いてあげようね」て。




きれいにしてくれた。


夜間にわざわざ駆けつけてくれたのに

「ノラちゃんだし、ボクは何もしてないから

お代は良いです」と

料金とらずにいてくれて。


野良猫に理解ある良い先生だな!

後日、改めて御礼に行くつもり。



もー、

ブチくん、バカ!

何で

車がたくさん走っている道路に

飛び出して行ったの。

バカ!バカ!バカ!



仕方ないから

写真だけは撮って。


でも、

[オレの通りたいところに

人間は道路作って

車でスピード出さないでくれよ]

思っていたかもしれない。


人間は勝手だよね。

自分からの見方しか出来ない。


野良猫は人間社会の周辺に付随する存在。


野良猫や保護猫をどうにかしようと

始めると多分、

人との問題、

人間社会の問題に突き当たると思う。




うちのお風呂場が

遺体安置所になった。




バカ…本当に。

どうしてあんなところ、

あんなに車が往来しているタイミングで

渡ろうとしたの?


そもそも

道路を渡らせない

ということが、

出来なかった。


仮に昨日の夜、私がいる間

阻止できたとしても

またいつか、

渡ってしまっていただろう。


ほとんど、体を丸のまま拾えたのは

まだ良かったのか⁈



暖かいお家が待っていたのに。


草の種をいっぱい、くっつけて

グレーに汚れていた毛皮

きれいなまっ白にしてあげたかった。


アスファルト色した肉球も

ピンクにしてあげたかった。


ぬくぬくの生活、食っちゃ寝の生活、

可愛い飼い猫の生活、

出来たかもしれなかったのに…




野良猫を増やさない

努力を



しないといけないね。


私以上に頑張っている

ボランティアさんも大勢知っているけど

もっと多くの人が

何かしら

努力をしてくれるとる良いのにな。



今日、

持ち主が許可をくれたお庭の片隅に

埋葬してあげた。

私はまだ泣くのを我慢している。

ほかの保護っコたち、待ってるから。

ごめんね。



土を掘るのって

結構、重労働だね。


キャットフードとちゅーるも添えて。

お水も。


せめて、土におかえり。

今度生まれてくる時は

野良猫になったらダメだからね。


(= -. x : =)