人の心は月のような仕組みで
満ち欠けたり満月になったり、大きく見えたり、小さく見えたりするのだと思う。
見る角度、見る人が違うと
全く違って見える。
大きさも、綺麗さも、形も、輝きも、なめらかさも。
いつからか自分の心がごっそりと三日月のように
欠けてしまったまま
修復できてないような気になっていた。
満たされてない。
空元気な自分に
一番居心地良くなっている。
今現在の自分から逃げることで心を保っているような感覚。
誰かが満たしてくれるはずだと思って生きていた。
誰かによって欠けてしまった心は
また誰かが満たしてくれて、満月にしてくれると。
ずっと欠けたまま平気で
ほら、欠けた心を取り戻してよ
って見せつけることもできず
ただ、そのことに気づいてくれるのを待っていて
自分で修復するのではなく
誰かが
満たして修復してくれるものだと甘えていた。
いや、頑張っても頑張っても、
満たされなかった。
満月は一向に来なかった。
きっと自分は
同じ形に見える場所にずっと、いたんだろうなと。ふと思う。
ぐるぐると。回っていた。公転して同じ形に見える場所をずぅとたどって。
ふと立ち止まれば、いずれ満月に見える日が来るのに。
見る角度を変えれば
明日見れば
また違って見えるのに。
過去を水に流そう。
そうすれば未来に向かって流れていくはず。
立ち止まっていれば
満月もいずれ訪れる。
