エマちゃんは箸を持っていただきますの動作をした


その手首から肘まで、びっしりと横線が入ってきた…


(こんなに普通の感じなのに…)


そうわたしは思った…



ミートボールは味がうすくて、ポテトもほとんど塩味がしなかったけど思ったよりどれもおいしかった


「ミィさんはグリーンピース嫌いですか?」


それまで静かに食べていたエマちゃんが話しかけてきた


「うん、グリーンピースは嫌いで…残したらおこられますか?💦」

「怒られないですよ、好き嫌いならべつに大丈夫です」

「よかった💦病院でもフライドポテトとかでるんですね…もっと煮物とかばっかりと思ってたの」

「ここは、ほとんど身体は健康な人しかいないから…」


そんな話をしながら、ふたりで夜ご飯を食べ終えて片付けのしかたもエマちゃんは丁寧に教えてくれた


「飲むお薬があるならあっちに並んで…ないなら寝るまで自由時間です。寝るまではみんなでトランプしたり、テレビみたりできます」


デイルームの端は畳が何枚かおいてあってくつろぎながらテレビを見てる人が何人かいた


壁側には本棚も、カードゲームや将棋のボードがある

その端にはパック飲料の自動販売機もあった


「ジュース買えたんだ…お金持ってくればよかったな💦」

「看護婦さんに頼んだら、保護者に持ってこさせてくれますよ」


エマちゃんはそう教えてくれた

少しずつ、食事の済んだ人が増えてデイルームがガヤガヤしてきた