「エマ〜♡と、なにちゃんだっけ?昼間話したよねぇ」


聞き覚えのある声がした

昼間のマキちゃんの声だ


急に現れたマキちゃんはがばっとエマちゃんの肩に抱きついた


「エマ、ウノしよーやって話をまるちゃんとしぃ君としてたところなの♪エマも一緒やろ〜」

「ミィさんもやりますか?」

「やろやろ〜♡」


「ミィさん、はじめまして!!お隣のまる子です、よろしくね」


マキちゃんが連れてきた色白の子が挨拶してくれた

わたしは病室でまだほとんど過ごしてないからしらなかったけど、このまる子が隣のベッドの人のようだ


「ミィです、よろしく…」

「あれあれ〜?まるちゃん、しぃ君は?」


わたしたちの会話をマキちゃんが遮った


「もうちょっとしたら来るよ、きっと…先に準備しよこうよ」

「ミィさん、大丈夫ですか?」


エマちゃんとまるちゃんが気を使ってくれたようだ💦


しばらくして、マキちゃんと2人の男子が戻ってきた


「しぃ君とゆーじろーもウノやるって♪」

「新しい子〜、よろしくね」


しかし、エマちゃんが顔をしかめた


「ゆーじろーさんがいるならダメですよ。前ウノのルールが違うってケンカして噛みついたじゃないですか」


噛み?!?!?!


まる子も困った顔で言う


「そうだよ…あの時はゆーじろー君もしぃ君もたくさん血が出て大変だったでしょ?ケンカにならない他のルールのゲームにしよ?トランプとか」


血?!?!?!


なんだかヤバい言葉が聞こえたケド…

チラッとそう言われた二人をみると


「そうだっけ〜(笑)」

「マジ痛かったですって、歯型クッキリやったですもん(笑)」


当事者たちはゲラゲラ笑っていた

わたしにとってはショッキングな言葉がなんこか聞こえたケド…?!?!💦


「も〜ケンカしないでよ???今日はじゃあババ抜きしよっ」


マキちゃんはそう言うと、本棚からトランプを持ってきた

畳の上にまるくなってみんなで座る

わたしの右横はエマちゃん、左横はしぃ君だった


「よろしく、ミィちゃん」


ニッとしぃ君が笑ってみせたが前歯以外の歯がボロボロすぎて、わたしは怯んでお辞儀しか出来なかった…


トランプはとても和気あいあいと楽しめた

6人でやるとけっこうすぐに誰かがあがってしまう

何回かババ抜きを繰り返して、あとはただのお喋りの場になっていた