キャンディよ
あなたをお世話していたことを
忘れ始めました
目薬は2種類だったね、ヒアルロンとなんだったけ
歯磨きシート
耳洗浄と
体重測定
ブラッシングが寝る前の日課だったね
悲しいな
できるだけ長生きしてもらいたくて
だんだん遠くのほうに記憶が通り過ぎていきます
「虹の橋」は私には信じられません
いつあなたが帰って来てもいいように
お薬も、お洋服も、靴も、タオルもベッドも、ご飯も
準備してありますよ
待ってますよ、私のキャンディちゃん
あなたとおとーさんが寝起きを一緒にしていた部屋の納戸の
前には、お骨と一杯の写真とお花を置いてます
そして食卓にもあなたの写真をおいて
食事のたびにおかーさんとあなたの話をします
「キャンディはお利口だったね、初めて我が家にきてトイレの場所を
認識してトイレシートにしゃがんでやっていたのには驚いたね」
という具合です
いつも写真に話しかけています
でも歩けなくなっても、フラフラしながらトイレに歩いて
行こうとすることを思い出したらまた泣いちゃったよ
「もうおしめしているから、そんなに頑張らなくてもいいんだよ」
「おとーさんを泣かせないでください」あれは泣いちゃったな

