2月14日は、朝起きるとすぐに居間に行きました。
もしかすると昨日までのことは夢かも知れないと居間のソファーを見て、「ラムちゃん、おとーさん夢見ていたよ」と言うと尻尾を力いっぱい振ってくれることを期待していました。しかしラムは静かに横になって動きませんでした。ラムはやはり現実なんだと引き戻されました。
午後になると、お棺の中に何を入れてあげようか、お正月に着た着物、おもちゃ等を準備していましたが、何もかも無くなってしまうと私の心からラムが消えてしまいそうでこの洋服は取っておこうと考えたりもしました。そして一杯、ラムちゃんに頬ずりして撫ぜてあげました。
3時半過ぎに霊柩車が到着し、お棺にはまだ入れず後席でラムを抱いて行きたいと運転手さんへ伝え、抱いて座りました。足とか背中を触っても何かまだ硬直もしておらず、まるでまだ生きているように感じました。車の外の風景が流れて行くのを眺め、この身体を失ってしまうのが突然惜しくなりました。ずーっとこのままラムの身体を手元において置きたい、運転手さんへ家に戻って下さいと言いたい気持ちでした。
霊安室で家族で、最後のお別れをしました。みんな泣いていました。お花を一杯、お棺の中に入れてあげました。斎場の焼き場に行き、扉が締まり係の人が電気のボタンを押した時、「ラムちゃん、さようなら、また会おうね、ほんとうに良い子だったよ」と叫びました。ゴーと言う音と共にあちらの世界に見えなくなりました。
でも今でも、我が家の居間にはラムちゃんの遺骨があり、おとーさんとおかーさんはラムちゃんとつながっています。
昨日は、一周忌なので深大寺の動物慰霊塔にラムの遺影と位牌を持ち、おかーさんと娘、そしてキャンディちゃんを連れて行ってきました。この慰霊塔の裏が斎場で、煙突が見えました。
ラムちゃんは、いつか虹の橋の草原に私が来るのを待っています。思い切り尻尾を振りながら、向こうから走ってきます「遅かったね、おとーさん、ずっと待ってたんだよ私」というのが。
