姉弟の物語ですが、二郎は小学2年生、元気ですが、牛の世話をしてお金をもらって生活しています。いつもくさい牛の世話をしているので、クラスでも馬鹿にされています。勉強も出来ないようです。姉のとし子は、5年生で利発で、可愛い顔をしているようです。二郎の担任は小久保先生といい、戦争で片足を無くして義足です。話は、小久保先生が、二郎たちの牛小屋に家庭訪問をするところから始まります。先生の、この家族があまりに貧乏でかわいそうで、なんとかしてあげたいという気持ちが文中から伝わってきます。二郎の友達は雀たち、雀が稲のお米を食べるので村人からいじめられたり、シラミがいてクラスからいじめられたり、とし子の修学旅行のひ費用の900円が、ネズミの巣からもらえたり、そしてとし子の修学旅行で、汽車のなかで一人で掃除をして、周りの大人たちに感心され、校長先生のところにお礼状が届いたり、お母さんの目がどんどん悪くなり、ほとんど見えなくなり、二人の子供たちが世話をしたり、おじいさんとおばあさんの家から追い出されてしまい、先生の口利きで、部落の別の方のところに引っ越す話など、まだいろいろの話で構成されています。時代は変わりますが、贅沢で飽食の時代を見直すことも必要に思います。また先生とは如何にあるべきか、現代の日教組では考えられないほど子供たちのことを考えていることに胸を打たれます。
この本は、もう入手は難しいようですが、公立の図書館では所蔵しているようなので、ぜひ図書館で読まれることをお勧めします。

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