お菓子はいらないのでイタズラをさせて下さい | (有)出入口

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今日はハロウィンですね。
ハロウィンて、数あるイベントの中でも国内においては極めて浸透率の低い行事ではないでしょうか。
この時期になるとお店にはハロウィン用品が並びはしますが、実際「トリックオアトリート!」って近所にお菓子を貰いに行く子供っているんですかね。

しかし先日S氏と話していたところ
「一年の中でハロウィンが一番すき」
と言うわけですよ。
私はハロウィンに比べたら文化の日の方が断然好きだしハロウィンなんて祝日でもなければ普通の日と何も変わらないと思っていたので「えっそんな人いるんだ」ってリアルに驚きました。

まぁ何が言いたいかっていうと、
ハロウィンが好きって言う女の子って可愛いなということです。
そんだけ。






唐突ですが先日買った画集の感想をば。

今回買った画集は、幕末の浮世絵にあった「英名二十八衆句」という実在した人物をモチーフにした無惨絵を現代版にした企画で、敬愛する丸尾末広と花輪和一の合同画集です。
実在した人物以外にも物語の登場人物とかが混ざってたりするんだけど、有名人だと阿部定とか連赤事件の永田洋子だとかが描かれてます。テーマ的に犯罪者が多めかも。ただこの両者は私の心象とだいぶ違った形で描かれてたのでちょっとだけ残念。丸尾×連合赤軍には大変心揺さぶられるものがありましたけどね。
個人的には白虎隊が一番良かったな。描いてるの花輪氏だけど…色みが素敵。
雨で視界の悪い感じがよく出てます。
個人的に、丸尾氏の画集なら前回出た乱歩の方が好きかも。これ昔のやつの復刻だから昔からの丸尾漫画ファンはこっちのテイストが好きなんだろうな。

「無惨絵」ということですが、目を背けたくなるような悲惨な感じはあまりありません。
どのページも血と臓物だらけなのにそう感じないのはなぜなんだろう、と考えたところ、おそらく描かれている人物の表情に苦痛悲痛その他負の感情の一切が表れていないからだと思い至りました。
感情が描かれていないから「可哀想」とか「ヒドイ」とか全然思わない。
更に、血以外の体液(汗、涙、涎など)の描写が殆どない。
本当に絵の通りの状況にあったらおそらく血以外の体液も混ざり合って不潔さが否めないであろうけども、それらを全て排除することでストレートにただただ「無惨」な絵になってる。
これは浮世絵「英名二十八衆句」を意識しての描き方なのかな?
とにかくストレート。
ずっと見たかった画集だったので、いい買い物でした。
ただ絵は総合的にかっこ良かったんだけど、解説が……いらんかった。
まぁ好みによるんだろうけど、私はあの解説がとても好きじゃない。
解説がなければ★5つでした。