刀剣乱舞小説196 | 美桜@マユのブログ

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刀剣乱舞小説

新章 夢見る私の憧憬

第4話

注意:新刀剣男士ネタバレです(汗)


  現世はGW真っ只中。休みを利用して、玉集めをしてる審神者達。8万個達成するまでコツコツやる派、課金しながらサクサクとやる派、それぞれ玉集めをしていた。


 8万個達成し、新刀剣男士が来た。

「……かつての主は二度天下を逃した…俺の天下は…」

「……っ…(嬉泣)」

本丸帰城後、受け取り箱から取り出し、権限させた審神者の前に現れたのは稲葉江。稲葉家縁だと興奮した篭手切江。

「……(疑汗)」

柱にしがみついて、稲葉江を見つめてる御手杵。

「あっ⋯⋯(察し)そっか…御手杵さん…(汗)」

結城秀康と関わりがあると察した篭手切江。

「……」

稲葉江は何も言わずにただ黙って、そっぽを向けてさっさと本丸散策を始めてしまった。

「あっ…(汗)」

「素っ気無いよな…(汗)ま、気にすんなよ」

「うん…ありがとう…りぃだぁ…」

篭手切江は泣きたいのを堪え、豊前江に励まされ、元気を取り戻した。


 馬当番に拝命された稲葉江と日光一文字。

「……」

「……」

数々の馬が居る厩で馬の世話をする。

「おい、貴様」

「……何だ」

「貴様の元主は馬廻衆だったようだな?」

「……其れが如何した?」

「…へし切長谷部の元主が織田信長…」

「……何だと?」

「気を悪くしたならすまない…」

「……ふん」

「篭手切江とはどんな関係だ?」

「……」

黙々と馬糞集めをする稲葉江。篭手切江の名が出ると黙ってしまった。

「主から聞いた話だが、結城秀康には双子の兄弟が存在していたそうだ。名は永見貞愛」

「……!」

「江戸幕府の二代目将軍に選ばれたのは徳川秀忠…自分の息子に双子の兄弟が居たら、遺産相続争いの火種になるかも知れんからな…」

「……そうか…双子の兄弟…」

厩には馬の名前札がある。稲葉江は祝五号(審神者就任五周年記念支給品の馬)に気づいた。

「仮の名前の馬がいるが…その馬の命名権は…有るのか?」

「皆にはあるが、勝手に変な名前を付けたがる奴もいるそうだ…特に土佐の眼鏡の奴…南海太郎朝尊…(汗)そして、どら猫…南泉一文字がな…(汗)」

「……そうか…」

「ちなみにだ…その馬、白馬だからな」

「……思いつかないな」

日光一文字は馬を散歩に出掛けようと手綱を引いた。

ヒヒィーン…

嫌がるような馬の嘶きがした。

「!」

稲葉江は咄嗟に日光一文字から手綱を奪った。そして、正しい手綱の持ち方で馬廻りをした。


続く