刀剣乱舞小説150 | 美桜@マユのブログ

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日常の話は感じた事をありのままに伝えてます。

刀剣乱舞小説
第26章 夢見る夢は果てしなく
第8話

 秋田藤四郎の2回目の通院に一期一振が付き添いになった。一期一振は茶封筒を確認した。毎日のチェックシートや記録日誌がちゃんと入っているか確認した。
キンコーン♪
「加賀国○○番の秋田藤四郎君、いらして下さい」
呼び出しのアナウンスがしたので、診察室に入った。
「おや、今日は違うお兄さんですね?」
色黒の医師が一期一振を見た。
「秋田が世話になっております…」
一期一振がお辞儀した。
「では、秋田君、今回までの成果は…やはりまだ失敗ですね…(苦笑)」
色黒の医師が一期一振から渡された秋田藤四郎のチェックシートと記録日誌を見て話した。
「すみません…(恥汗)」 
秋田藤四郎は恥ずかしくて俯いた。
「昼寝の記録もありますね…誰が起こしに来たのか、それまでしっかり記録されてますね…」
「はい、うちの近侍…小狐丸殿の提案です」
一期一振が話した。
「ところで…アルビノの悪戯好きな子居ましたか?確か鳥のバッジを付けた子なんだけど…(汗)」
(えっ?!(汗)鶴丸国永?!(汗))
秋田藤四郎と一期一振は色黒の医師が言った言葉から想像した。
「あ、知らないならいいんですが、父が診た子で…大切な人を亡くしたショックで治らなくなったとか聞いたんです…今は大丈夫でしょうか?」
「ええ…大丈夫です…鶴丸国永はもう立派な男士ですよ…」
「それは良かった…秋田君は無自覚でやからす時が多いみたいですが…飲料や果実類で気をつけたいものがありますので、リストアップしておきますね?」
色黒の医師は追加情報を書いたメモを作成した。
「今日はありがとうございました」
秋田藤四郎と一期一振は診察室を出た。会計を済ませ、帰路に着いた。
「では、帰りましょうか?」
「はい、いち兄…」
秋田藤四郎は一期一振の手を握って一緒に本丸へ帰った。

続く