このところの暖かいお天気で、桜の花のつぼみがいまにも開かんと膨らんでいますが、青梅の吉野梅郷では梅がまだ馥郁とした香りを漂わせ、花を開かせています。梅の里復活を願って植樹され、3年目を迎えた今年は、八重や一重、紅、白、桃色とさまざまな種類の梅が咲き誇り、訪れるお客様を楽しませてくれています。3月24日まで「梅まつり」が開かれています。どうぞ、梅見にお越しくださいね。

 

 

 お茶やお着物は季節を先取りするのが習わしですが、私はまだまだ梅の季節を満喫したいのです。やっと開いた花たちを十分に愛でて楽しみ、名残を惜しみつつ、次の季節へと移っていきたいと思います。

 

 いつも満員の「紅梅苑」さんの梅のお菓子を買って帰りました。

 

 

先日、吉川英治記念館でもいただいた「もなか五輪」

香ばしい皮に、優しい甘さの大納言粒餡がはさまれています。

 

 

これは「花梅大福」

うっすらと梅の花びらを思わせるお餅の中は、梅の香りのなめらかなこし餡。

自分で点てたお茶で、思いっきり梅を堪能しました。

 

 

 私が一番お勧めするのは、「紅梅苑」さんでいただく「青梅の葛きり」です。

本葛を使用しているので、つるりとなめらかで腰があり、梅シロップにつけていただきます。

 梅酒もついています。もう、梅尽くし・・・

桜よ、あと少し待っていてほしい。梅が散るまで・・・