遅まきながら『トップガン マーヴェリック/Top Gun: Maverick(2022)』観ました。アマゾンプライムに予想より早く公開されていました。

 

満足の行く状況・環境が整うまで続編は撮らないと公言していたトム・クルーズですが、一視聴者として大満足な出来でした。撃墜されてF14であっさり敵基地から逃亡する辺りはMissin Impossible感はあったものの、全体としてまとまったストーリーでした。86年のTop Gunのオマージュ的にF14の登場は良かった。

 

アイスマンが"It's time to let go"と筆談でマーベリックに自責の念から自分を解き放つことを促されても清算できなかった過去。ラストでグースの息子ルースターと極限の命のやりとりの中でお互いの過去の「枷」を断ち切り、未来へ向かう。やはり、ラストのMission Impossible的な演出の必然性あり、でした。

 

作品を通して「未来を見据えて、今を客観的に把握して、過去を振り返えり、未来に向かう人間の意志と力」と言うテーマを感じました。序盤で「近い将来戦闘機は全てオートパイロットに変わり、人間のパイロットは不要になる」。。。終盤、F18との戦闘で、『戦闘機の性能ではなく「パイロットの質(人間)」』とルースターがマーベリックスの言を借りて諭す下りは良かった。

 

ラストを締めくくるP-51 マスタングはトム・クルーズの個人所有物を使って、自身で操縦しているのは有名ですが、ビーチフットボールで見せたシェイプされた体も。。。改めて物凄い61歳です。

 

Top Gun Anthem、Danger Zoneで始まり、Great Balls Of Fireも中盤に挟み、滑走路をKAWASAKIで戦闘機と並走するシーン、前作を重ねさせてくれました。1986年アメリカの映画館で観た時の感動を思い起こします。Top Gun AnthemからのLady Gaga Hold My Handへのラストも良かった。

 

1986年の作品公開直後は、US Navyへの志願者が急増した事からNavyのマーケティング作品何て言われた事もありましたが、今作品ではどうだったのでしょう。

 

さておき、戦闘シーン等が苦手でなければお薦めの作品です。