8. 名古屋空港中華航空機墜落事故(BCタイプ)

                         文献1参照

(概要)

19944262015分ころ、名古屋空港に着陸進入中の中華航空エアバス300-660機が急上昇後墜落し、乗客乗員164名が死亡した。201219秒にアウターマーカーを通過し、管制塔から着陸許可がおりたが、1406秒気圧高度1100フィートを通過中なんらかの原因でゴーアラウンドモードとなって推力が増加した。機長は副操縦士にオートスラストを解除するよう指示したが、解除できず、機長が航空機のピッチを抑えた状態で自動操縦装置をオンとしたため、機首が上がって失速し墜落したと分析された。

(問題点)

専門的にすぎて、簡単に解説できないが、要するに自動システムの設計に瑕疵があり、同時に教育訓練が十分でなかったため、ゴーアラウンドモードの解除不能に対し適切な対応ができなかった。