7. 道央自動車道玉突き事故(Dタイプ)

                       文献5参照

(概要)

1992317日、気温マイナス2度で雪が舞う道央自動車道の島松付近で玉突き事故がおこり、186台が巻き込まれて、死者3名、負傷者70名を出した。引き金になったのは、観光バスを追い越そうとした自動車が観光バスに接触して、道路左端に停車したことである。これの影響で後続車がどんどん追突事故をおこし、タンクローリーと大型バスが横向きに道路をふさぐ状況となった。視界の悪さとアイスバーンが原因であった。

(問題点)

アイスバーンの高速道路の最高速度の設定の問題と速度遵守の問題がある。場合によっては大型車両のみの通行禁止という設定もありえよう。この後少しの吹雪で自動車道路が閉鎖されることとなり、利便性が減ったということは否めない。また、視界不良の高速道路での停車は絶対避けるべきである。