京都大学などで受験生が携帯電話を使って問題をヤフー掲示板に載せ答えを募集したとして大騒ぎになっている。マスコミも格好のえさに食いついた模様だ。こんなことは前から考えられたことであり、入試に限らず資格試験などでも会場の電波妨害は必須であろう。

大学側も三万枚の解答用紙を調査する一方で警察に被害届を出すという。なんと無駄なことをやっているものか。よくまじめに勉強した受験生が不合格になるというが、その分合格者数増やせばいいだろ。だいたいいまどき京大にいんちき入学したからといって将来が保障されるわけではない。

もう一つの観点は、カンニングは不正だが刑事犯罪かどうかということだ。偽計業務妨害というが、自分の合格が目的なら犯意は認定できぬ。将来への見せしめ説もあるが、困ったことだ。予防対策は上記のように多少金はかかるが容易なのである。

なによりも感じるのは、世の中の隠れた数数の不正と比べたら、自分の知恵でカンニングをするくらいの不正は子供だましの部類だということだ。19歳の少年に肝要な気持ちをもって矯正させたらいいのにね。